常に新しいものを取り込み、多くのWebクリエイターから圧倒的な支持を得ている『面白法人カヤック』の代表取締役・柳澤大輔さんに、これまでの生い立ちやプライベートなことまで、またクリエイターへのアドバイスなど、お話しを伺いました。
電柱によくぶつかります
父の仕事の関係で、小学3年まで香港で過ごしました。帰国後に最初に浴びた洗礼は「お前カンフーできるの?」
えぇ。必死でヌンチャクを練習しましたよ。今でも結構回せるんじゃないかと、密かに思ってます。
中学生になると、下校途中に単語帳を見て歩いていたので、よく電柱にぶつかってました。いまでも歩きながら読書するんですが、よくぶつかります。
最もこだわるのは“人”
面白法人カヤックという会社組織、法人としての生き方をクリエイティブディレクションしています。
その中で最もこだわってるのは“人”です。
具体的には、人の研究、採用、人事、教育です。そしてもちろん面白法人カヤックのコーポレートサイトをはじめ、受託サービスのお仕事で僕自身がディレクターとして指揮をとることもあります。
今年は、BMKidsという子供向けのWebサービスを創る、新規開発チームのディレクターとして参加しています。
今までの仕事で辛かったことは?
辛い時があっても、「どうせ何年かしたら、あの時辛かったことなんて大したことなかったなぁ・・・」と思うんだろうな、と思って乗り越えるようにしています。
どれだけ多くの本質を見つけられるか
クリエイティブとは創造を意味しますが、突き詰めていくと、本質的なことを見つけて、伝えていく作業といえます。
そして本質とは、唯一ではありません。どれだけ多くの本質を見つけられるかが僕自身の成長になると考えています。
休日の過ごし方
マインド的には、あまり休日という概念を持っていません。会社のことばかり考えているので。けれども、家族との時間は大切にしています。
僕には小学3年生、5年生子供がいるのですが、息子のサッカーの大会に行くと、監督でもないのに高レベルな戦術を授けたくなります。
鎌倉に住んでるので平日も休日も毎朝海にはいって、サーフィンをします。海は僕にとってのお風呂です。冬に冷たいお風呂に入ると頭がしゃきっとします。体はほかほかです。繰り返しますが、海はお風呂です。
明日が「最後の一日」だとしたら、何をしますか?
余命1日と言われたら、今まで自分がかかわったすべての物、事、人に感謝することだけに費やしたいです。
ですので、こんなサービスやっています。「THANKS」
仕事においてのアドバイスや若手クリエイターに一言!
仕事は神様からの贈り物です。
(これは、カヤックの共同創業者の、久場の名言です。彼はどんな仕事も断りません。)
そこそこでいいやと思っているとほんとにそこそこの結果しかでません。これは真理です。
Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード
柳澤 大輔氏が審査員を務めた「Yahoo! JAPAN インターネットクリエイティブアワード」は、11月25日に贈賞式が行われ、最終審査にノミネートされた46作品のなかから、ついにグランプリをはじめとする受賞作品が発表されました。
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