近年、大手企業のみならず、中小企業や個人商店などで導入が進んでいるWebサイト。
そのWebサイトのデザインを施す「Webデザイナー」という職種があります。
Webデザイナーは、専門的な技術と知識が必要なため、人材需要が高まっています。
基本的にWebデザインをする際は、クライアントの意向を汲み、オリジナリティ溢れるWebサイトを制作する必要があります。
Webデザイナーとして活動していく中で、
「Webデザインは初動が迷う」
「理想のイメージはあるけど具体的な構想が難しい」
「参考があればそこからアイデアを抽出できそう」
といった悩みを抱える場面も少なくないでしょう。
そこで本記事では、Webデザインの参考になるギャラリーサイトを12個紹介していきます。
国内外問わず、厳選したおしゃれなトレンドサイトを用意していますので、ぜひ参考にしてスキルアップやアイデアの引き出しにしてくださいね。
Webデザインの参考になるおしゃれなギャラリーサイト7選【国内編】
本章では、国内で厳選したギャラリーサイトを7つ紹介していきます。
各サイトはそれぞれ特徴や個性が異なっていますので、おすすめのポイントを交えながら解説していきますね。
7つのギャラリーサイトは下記の通りです。
- SANKOU!
- ちょうどいい Webデザインギャラリー
- I/O3000
- URAGAWA(ウラガワ)
- 現代デザイン
- LPアーカイブ
- GOOD WEB DESIGN
それでは詳しく見ていきましょう。
SANKOU!
出典:SANKOU!
国内サイトに絞ったギャラリー・リンク集の「SANKOU!」。
おしゃれでステキなサイトを掲載しており、実用的なものから遊び心溢れるものまで、全3,268件のサイトを参考に見ることができます。
また、おすすめのポイントとして、多数のカテゴリで細分化されており、目的や用途に合わせて探しやすい点が挙げられます。
ちょうどいい Webデザインギャラリー
出典:ちょうどいいWebデザインギャラリー
運営のサイト名からして、ひねりの効いたおしゃれ感漂う雰囲気のギャラリーサイト「ちょうどいいWebデザインギャラリー」。
こちらのサイトでは、目の前にある条件の中で求められる最大限のパフォーマンスの結果を「ちょうどいい」と定義しており、掲載している各サイトのちょうどいいポイントを丁寧に解説しています。
おすすめポイントとしては、デザインがわかりやすく言語化されているため、自身が手がけた作品のプレゼン文言にも活かせる点です。
デザインを説明するのが苦手といった方はぜひ参考にしてくださいね。
I/O3000
出典:Webデザインギャラリー
ハイクオリティかつ洗練されたデザインのサイトを掲載している「I/O3000」。
有名企業のコーポレートサイトや著名人のオフィシャルサイトなどを掲載しており、現代のトレンドを取り入れたデザインを参考にできます。
ポイントとしては、サーチ機能が優れており、カテゴリーやタグ、さらには色彩で検索が可能な点です。
クライアントやデザイナー本人の理想により近いWebサイトを閲覧でき、アイデアを加速させる参考サイトと言えるでしょう。
URAGAWA(ウラガワ)
出典:URAGAWA
かわいらしいポップなものからクールなものまで、多種多様なデザインを集めたギャラリーサイトの「URAGAWA」。
デザイン業界のアワードを受賞したサイトも閲覧可能であり、トップレベルのデザインを参考にできます。
ポイントとしては、写真やイラストが印象的などの「特徴」でデザインを検索できる点です。
さらには、制作の裏側やデザインの考え方などをデザイナーまたはクライアント目線で掲載しているコラムも見られるため、スキルアップのための勉強になるギャラリーサイトと言えるでしょう。
現代デザイン
出典:現代デザイン
技術性、デザイン性に優れたWebサイトのトップページと中面ページを掲載している「現代デザイン」。
アーカイブとして、現在から2010年8月に制作されたWebサイトを見られるため、ここ10年間でWebデザインがどのように変化していったのか、当時のトレンドはどのようなデザインだったのか、をすぐに調べられます。
ポイントとしては、サイト内にブックマーク機能が搭載されており、参考になるWebサイトを保存して、手間をかけずにあとから見返すことが可能な点です。
とりあえずは参考になりそうなサイトを洗い出したい方におすすめと言えます。
LPアーカイブ
リスティング広告やアドネットワークなどのいわゆる「広告」をクリックした際に表示されるランディングページデザインを掲載している「LPアーカイブ」。
毎日10ページ以上のデザインが追加更新されており、最新のトレンドをいち早く入手できるギャラリーサイトです。
ポイントとしては、Webサイトの重要要素でもある「キャッチコピー」を一覧で見られる点です。
Webサイトをデザインする際、キャッチコピーに絡めた色合い・装飾などを施して、企業や個人のイメージを強調させる手法もあります。
アイデアの引き出しとして、LPページデザインも非常に参考となります。
GOOD WEB DESIGN
Webデザイナーの為のWebデザインギャラリーをコンセプトとしている「GOOD WEB DESIGN」。
ギャラリーサイトが等間隔に配置されており、非常に見やすいサイトとなっています。
ポイントとしては、検索カテゴリーが豊富で、メジャーなものからマイナーなものまで幅広く掲載されている点です。
これまで思いつかなかったアイデアや工夫が見つかり、サイトを閲覧するだけでもWebデザイナーとしてのスキルアップに繋がるでしょう。
Webデザインの参考になるおしゃれなギャラリーサイト5選【海外編】
本章では、海外のギャラリーサイトを5つ紹介していきます。
国内のデザインとは違った魅力がある海外のギャラリーサイトは、現状のアイデアを飛躍させるきっかけになりえます。
ぜひ参考にしてもらい、今までとは少し違った角度からデザインを考えるのも良いですね。
今回紹介する海外のギャラリーサイトは下記の通りです。
- AWWWARDS(アワーズ)
- CSS mania(シーエスエスマニア)
- Landingfolio(ランディングフォリオ)
- HOVERSTAT.ES(ホバーステータス)
- Site Inspire(サイトインスパイア)
それでは詳しく見ていきましょう。
AWWWARDS(アワーズ)
出典:Awwwards
デザイン分野で実力と経験を兼ね備えた審査員による評価を基に採点されたコンテンツが掲載されている「AWWWARDS(アワーズ)」。
サイト内検索でインスピレーションというカテゴリが用意されており、クリエイティブなサーチが可能な点もおすすめです。
ポイントとしては、日々ランダムに表示される「SITE OF THE DAY(SOTD)」という機能があり、トップページへ入った瞬間に驚くようなデザインがひと目で見られる点です。
ハッとした刺激を感じたいデザイナーの方はぜひ、サイトに訪れてみてはいかがでしょうか。
CSS mania(シーエスエスマニア)
出典:CSSMania
世界各国のさまざまなWebサイトが見られる「CSS mania(シーエスエスマニア)」。
当サイト自体は非常にシンプルで、わずらわしい操作や見にくさなどがなく、直感的に操作できる点がおすすめです。
ポイントとしてはやはり、世界のWebデザインを一挙に見られる点であり、これもまた、デザインにおける引き出しとして備えておいて損はないでしょう。
Landingfolio(ランディングフォリオ)
出典:Landingfolio
海外のLP(ランディングページ)を掲載している「Landingfolio(ランディングフォリオ)」。
LPに特化しているだけあり、種類も豊富にとり揃えられています。海外のため、個性溢れるデザインが多く、サイト内を巡っているとついつい長居してしまうくらい魅力的なギャラリーサイトとなっています。
ポイントとしては、デザインツールやサービス関連のLPを多く扱っているため、国内の既存LPデザインと融合した形でアイデアを抽出できる点です。
今までにない、LPを創り出せるチャンスかもしれませんね。
HOVERSTAT.ES(ホバーステータス)
出典:HOVERSTAT.ES
掲載している各ギャラリーが動画を見ているかのように閲覧できる「HOVERSTAT.ES(ホバーステータス)」。
革新的なデザインのギャラリーサイトとして有名で、気になるギャラリーをクリックするだけで、当該サイトのデザイン概要を”動き”で見られる仕組みになっています。
ポイントとしては、わざわざ各サイトに出入りせず素早くデザインを確認できる点です。
時間を少しでも削減し、直感的にアイデアが欲しい方には非常におすすめなギャラリーサイトと言えます。
Site Inspire(サイトインスパイア)
国内のギャラリーサイトに近いデザインが施されている「Site Inspire(サイトインスパイア)」。
等間隔にちりばめられたWebサイトが見やすさを引き立てます。
また、ディレクトリページでカテゴリ別にサイトを探すことが可能であるため、迷わずにお目当てのデザインを見つけられるでしょう。
ポイントとしては、世界各国の制作会社がデザインを手がけたサイトを閲覧でき、国ごとによる文化の違いをデザインによって学べる点です。
国内外のWebデザインを参考にオリジナリティ溢れるサイトを作ろう!
Webデザイナーは自身のクリエイティブな発想から作品や成果物をゼロから創出するスキルが必要な職業です。
しかし「良いデザイン案が思い浮かばない」「今まで携わったことのないジャンルだ…」など、行き詰まるケースも少なくないでしょう。
そのような悩みの打開策として、今回紹介したようなギャラリーサイトを参考にデザインを進めてみましょう。
思いもよらぬ発見やアイデアが生まれるかもしれませんし、自身だけの引き出しで悩み続けるよりもかなり効率が良いはずです。
さまざまなデザインを勉強する意味でも、本記事を参考にして、オリジナリティ溢れるWebサイトを制作してくださいね。
また、本記事以外でもWebデザイナーに関する記事を掲載していますので、ぜひご一読ください。