Webクリエイター

Webクリエイターの将来性

経済産業省の『IT人材需給に関する調査（2019）』によると、IT人材の需給ギャップは、2030年には少なくとも16.4万人以上となる見込みです。国内の労働人口が減少する一方、IT需要は今後も増加傾向にあるといわれています。

Webクリエイターに必要な資格

Webクリエイターになるのに必要な資格はありませんが、「Webクリエイター能力認定試験」「Webデザイナー検定」「ウェブデザイン技能検定」「HTML5プロフェッショナル認定資格」など、Web業界で働くうえで役立つ資格は多数あります。志望する職種に合う資格を取得することで、業務や転職・就職活動の助けになるでしょう。

Webクリエイターの年収とキャリアプラン

Webクリエイターには多くの職種があります。そのため年収も、職種によって幅があります。

未経験からでも始めやすいWebデザイナーの平均年収は約440万円と業界ではやや低いです。一方で、高度な知識や経験が求められるWebプロデューサーの平均年収は約550万円となっています。

また、同じ職種の中でも経験や働き方によっても年収が変わります。
経験年数が1年以下のWebクリエイターの年収は200万円～400万円といわれていますが、経験年数が3年前後の場合は400万円から600万円、5年以上では年収は600万円以上にもなります。

このように、各職種のスペシャリストとして年収を上げていく方法の他に、高収入が期待できる職種にキャリアチェンジするという方法もあります。

未経験からWebデザイナーとして業界での経験を積みつつ、制作の知識をつけ、エンジニアやディレクターになる方は大勢います。
最も多くの経験が積めるのは「デザイナー→エンジニア→ディレクター→プロデューサー」とキャリアアップしていった場合ですが、デザイナーから直接ディレクターになる場合や、デザイナーを経験せずにキャリアアップしていくエンジニアの方もいます。
当然ですが、上位職になるほど要求される知識は広範になります。長期的なキャリアアップを見据えて、知識やスキルの獲得を目指しましょう。