アプリやサイトを通してトークや歌などを披露するライブ配信が、若年層を中心に広まりつつあります。

ライブ配信は個人で手軽にできるものですが、ライブ配信業界で仕事として携わりたいと考える方もいるでしょう。ライブ配信業界で働くことを目指すなら、具体的な仕事内容や業界の将来性などを知っておくことが大切です。

この記事では、ライブ配信業界の市場規模や実際の仕事内容について詳しく解説します。

1 ライブ配信業界は今伸びている!

ライブ配信業界は年々成長しており、今後も市場規模は広がっていくと考えられています。成長要因の主な二点「新型コロナウイルスの影響による、オフラインでのライブからオンラインライブ配信への需要高まり」「5Gの発展」について、下記で詳しく説明していきます。

1.1 ライブ配信の市場規模は右肩上がりで成長中

デジタルコンテンツ協会が発行した「動画配信市場調査レポート2021」によると、ライブ配信の市場規模は2015年から右肩上がりで成長を続けており、2020年は3,710億円(前年比134%)にまで上昇したと推定されています。

2020年は新型コロナウイルスの影響により、大勢が集まるイベントが次々と中止になりました。そのことも、ライブ配信が大きな注目を浴びた理由の一つでしょう。

2025年には市場規模が5,020億円にまで成長すると予測されています。

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1.2 5Gでライブ配信の市場はさらなる拡大が期待されている

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もう一点の大きな理由は5Gの登場です。

VRとARの技術が年々向上し、ライブ配信における表現の幅が広がっていることも市場拡大への後押しになるでしょう。

例えば、ライブ配信とVRを組み合わせることによって、ライブやイベントでごく一部の人しか体験できなかった最前列の情景を、多くの人が楽しめるようになります。

2 ライブ配信業界で稼げる職種3選

ライブ配信業界は成長を続けているため、人材が不足しているのが現状です。幅広いスキルを求められることが多いライブ配信業界では、努力次第で昇進のチャンスをつかむことも可能です。

ここでは、ライブ配信業界で比較的給料が高い職種を3つ紹介します。

2.1 動画配信ディレクター

動画配信ディレクターの主な仕事

  • 動画の企画
  • 校正
  • ディレクション
  • オーディション
  • 編集

仕事内容が多岐にわたるため、特定の専門スキルだけではなく発想力や演出力、マネジメント能力などの幅広いスキルが求められます。大変さを感じる場面が多々見られるかもしれませんが、その分チャンスも多く、努力次第で若くしてマネジメント層に上がることも可能です。

給料はクリエイティブ業界の他の職種に比べて高く、CREATIVE JOBには想定年収600万円を超える求人もあります。

2.2 動画配信オペレーター

動画配信オペレーターは、ライバーが配信に集中できるようにサポートする職種です。チームで現場に向かい、設営やリハーサル、撤去、報告業務などを行ないます。また、動画配信中の映像スイッチャー、エンコード、音声ミックスなどの機材操作も業務のうちです。

ライバーの魅力を引き出すための演出をしたり、音量バランスの調整や場面に合わせた映像の切り替えをしたりするので、音響機材を取り扱う技術や美的センス、集中力が求められます。

クリエイティブ業界のなかでも給料が高い職種といえるでしょう。

2.3 エンジニア

エンジニアは、特に技術面でライバーをサポートする職種です。エンジニアといっても映像やネットワークなど、特化した分野により仕事内容が異なります。ライブ配信業界における、エンジニアのおもな仕事内容は下記のとおりです。

逐次通訳の特徴

  • IPビデオシステムのネットワーク設計・構築
  • 設計に基づいた機種の選定
  • 提案書の作成
  • ネットワークに関するトラブルの対応
  • 配信中の監視

ライブ配信においてエンジニアの仕事の幅は広く、セキュリティやシステムの保守など専門的な知識や高度な技術が求められます。CREATIVE VILLAGE JOBには想定年収最高600万円の求人もあり、専門性に見合った高収入が期待できるでしょう。

3 ライブ配信業界で稼ぐために必要な3つのポイント

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前述したとおり、ライブ配信業界で稼ぐためには多くのスキルが求められます。具体的にどのようなことを意識にすれば、稼げる仕事を見つけられるのでしょうか。

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3.1 ライブ配信に関する幅広い知識を身に付ける

ライブ配信は、さまざまな技術やスキルで成り立っています。専門の職種もありますが、コミュニケーションスキルや企画力、編集技術などは、業界に関わる全員に求められるスキルです。

配信にはどのようなスキルや知識が必要か、まずは自分で実際に一から配信してみるのもよいでしょう。配信の全体像を理解するのに役立ちます。また、ライブ配信は予期しないトラブルが起こることもあるため、とっさの判断力や対応力も必要です。

3.2 会社ごとの違いを理解する

ライブ配信業界も、会社によって行なう業務が異なります。会社ごとに特徴をまとめたので参考にしてください。

事業会社 ◆自社でメディアやサービスを運営しているので、基本的に1つのメディアやサービスに携わり続けることが多い
◆長期にわたり深く追求することで、反響などをダイレクトに感じられる
◆メインで携わるメディアやサービスを固定されるケースが多いため、自分の好きなことやスキルにマッチした仕事内容を選ぶことが重要
代理店・制作会社 ◆さまざまなクライアントの依頼を受けるので、幅広いジャンルや分野に挑戦できる
◆クライアントの要望に沿う必要があり予算が限られる場合もあるが、技術以外にも提案力や交渉力などが身に付く
◆幅広いジャンルに挑戦したい方や将来独立を考える方におすすめ

会社を選ぶ際は特徴を理解し、自分の能力が発揮できる会社を選びたいですよね!そうすることで、キャリアアップや年収アップが期待できます。

3.3 転職エージェントを使うのも一つの手

ライブ配信業界はまだ新しい業界なので、業界に関する情報を集めづらいのが現状です。そのため、ライブ配信業界へチャレンジしたくても、履歴書の書き方や面接対策の方法がわからないケースも少なくありません。

効率良く情報収集がしたいなら、業界に精通した転職エージェントを活用するのもよいでしょう。最新の情報を教えてもらえるだけでなく、必要なアドバイスやサポートも受けられます。

4 まとめ

ライブ配信業界で稼げる職種と、稼ぐために必要なことを解説しました。ライブ配信業界は順調に市場規模を伸ばしているものの人材が足りていないため、スキルを身に付けて実績を積めば、若くして昇進することも可能です。

クリエイティブ業界に特化した総合情報サイトのCREATIVE JOBでは、ライブ配信業界の求人も多数取り扱っており、転職サポートも充実しているので、この機会に活用してみてはいかがでしょうか。