テレビ業界への転職を考える際、候補の一つとなる職種が制作デスクです。ただし、制作デスクの仕事に興味はあっても、情報が少なかったりしますよね。
今のお仕事を続けながら求人情報を集めたり、企業へ直接交渉をしたりするのは負荷がとても大きいです。そこで効率的に転職活動を進められる、転職エージェントの利用がおすすめです。
この記事では、制作デスクの仕事内容と転職エージェント利用のメリット、さらに求人情報の具体例を紹介します。
1 制作デスクの仕事の特徴3つ
制作デスクの仕事を簡単に説明すると、番組・映像制作を陰から支える内勤の仕事です。出演者や番組スタッフが円滑に動けるようサポートするのが役目であり、庶務や事務作業をメインとします。では、制作デスクの具体的な仕事内容や特徴を見てみましょう。
1.1 制作を支えるデスクワーク
制作デスクの仕事は、おもにテレビ局内や映像制作会社でのデスクワークです。とはいえ、一日中パソコンと向かい合っているわけではなく、以下のようにさまざまな業務を担当します。
・ 電話や来客の対応
・ スタッフや出演者など番組関係者のスケジュール管理と調整
・ 現場の弁当や楽屋の確保
・ 番組制作で発生する経費の処理
・ スタッフの愚痴聞き
このように、番組制作に関する庶務や準備全般が仕事のため“なんでも屋”ともいえるでしょう。
1.2 柔軟な対応ができる方が向いている
制作デスクの仕事は、番組スタッフを支え円滑な進行を助けることです。そのため、ものごとに柔軟に対応できる方が向いているでしょう。
ときには、若手ADのフォローに回ることもあります。業務内容自体に特別な資格は不要ですが、高いコミュニケーション能力と気配りが必要な仕事といえます。
1.3 プライベートな時間を取りやすい
テレビ業界はやりがいがある一方、常に多忙でプライベートとの両立が難しいイメージがあるかもしれません。しかし、制作デスクはテレビ業界の傾向に反し、比較的休みの取りやすい職種です。
労働時間は会社や業務状況によって異なりますが、一般的に残業は少なく、土日祝日休みで働けることが多いでしょう。この点は、制作に直接関わるスタッフとは異なります。
2 転職エージェントの特徴とおすすめの理由
転職の際、求人を探す方法には「求人サイトを利用して自分で見つける」「転職エージェントに登録する」などが挙げられます。
テレビ業界は人気が高く、求人情報を集めにくいことも多いため転職エージェントの利用がおすすめです。
2.1 キャリアアドバイザーに相談できる
転職エージェントを利用する大きなメリットの一つは、転職活動を一人で行なわずに済むことです。
転職活動に不安は付きもので「自分に合った企業がわからない」「面接でどう対応すれば良いかわからない」など、一人で迷いながら進めている方も多いでしょう。
転職エージェントを利用すると、転職のプロのアドバイスを受けつつ転職活動を進められます。希望や適正に応じた求人の紹介をはじめ、現状に対する改善点など客観的な意見を聞けることは転職活動において大きな手助けとなるでしょう。
2.2 転職先のミスマッチを防ぐことができる
一人で転職活動をすると集められる情報が限られるため、転職先のミスマッチにより早期退職してしまうことも珍しくありません。
転職エージェントでは企業から求人を預かる際に、「どのような人材が欲しいのか」「どのような雰囲気で仕事を進めているのか」など希望や状況をヒアリングしています。
ヒアリングをもとに、企業の希望に一致し社風に馴染めそうな求人に絞って紹介してくれるため、入社後に想像とのギャップが発生しにくいといえるでしょう。
2.3 得意なジャンル・業界があり事情に精通している
各転職エージェントには得意なジャンルや業界があり、自分の志望する業界に精通した転職エージェントを選ぶことができます。
業界特有の選考方法や志望職種の業務内容などを詳しく把握しているため、転職活動の心強い味方となってくれるでしょう。
制作デスクへの転職を希望するのであれば、クリエイティブ系やテレビ業界に強い転職エージェントに登録するのがおすすめです。
2.4 退社から内定決定後までフォロー
退社や入社条件を決定する際のフォローを受けられるのも、転職エージェントを利用する強みです。
・ 円満退社のためのアドバイス
・ 入社日や給与の交渉代行
・ 内定辞退の連絡代行
自分では伝えにくい内容を伝えるときには、アドバイスを受けたり代行をしてもらったりすることができ、安心して転職活動に臨めます。
3 制作デスクの求人
実際に求人を検討する際は仕事内容のほか、社風や待遇なども確認して総合的に検討する必要があります。制作デスクは比較的ワークライフバランスが取りやすい一方、制作デスクや事務などの経験を必須としているところも多いため、応募前の確認が大切です。
では、実際にどのような求人があるのか、CREATIVE VILLAGEで取り扱っている求人を例に見てみましょう。
3.1 大手企業グループで経験者の求人
東証一部上場グループの大手配信サービスに携われる求人です。海外スポーツをおもに担当し、進行管理や関係者への業務の振り分けなどを行ないます。
制作デスクの実務経験が必須で、映像編集や映像配信の経験が活かせる求人です。残業が月20時間以内で服装も自由のため、自分らしく働けます。
https://www.creativevillage.ne.jp/jobsearch/job_detail/388488266
3.2 総合映像プロダクションで事務経験者の求人
映画製作や海外TV・映画の輸入配給、TV番組やCM制作を手がけるJASDAQ上場企業の求人です。業務は経費精算や備品の管理、電話応対など庶務全般を担います。
制作デスク未経験でも、事務として働いたことがあれば応募可能です。残業はほぼないため、自分の時間も大切にしたい方におすすめです。
https://www.creativevillage.ne.jp/jobsearch/job_detail/388485687
3.3 TVCMなどの制作会社で事務・営業事務の実務経験者の求人
映画やTV番組、Webコンテンツの企画と制作を行なう企業の求人です。業務内容は来客や電話対応、伝票処理、資料や議事録の作成などで、事務経験を活かして働けます。
将来的には正社員登用もあるため、長く働きたい方におすすめです。制作デスク業務が未経験でも、事務や営業事務の実務経験があれば挑戦できます。
https://www.creativevillage.ne.jp/jobsearch/job_detail/304312113
3.4 クリエイティブチームで映像業界経験者優遇の求人
株式会社東北新社内の独立したマネジメント部門に、アドコンテンツ制作デスクとして所属します。電話応対などの庶務全般に加え、制作部のフォローなども行なうためフットワークの軽い方にぴったりです。
映像業界での経験を活かして働けます。映像業界での業務に抵抗がなれば未経験でも挑戦できる求人のため、初めて映像業界で働く方にもおすすめです。
求人掲載終了致しました。
4 まとめ
制作デスクは、番組や映像制作に携わる関係者をサポートする仕事です。多忙なイメージの強いテレビ業界・制作業界のなかでも残業が少ない職種なので、プライベートの時間を確保しやすい特徴があります。
CREATIVE VILLAGEでは、制作デスクをはじめとしたクリエイティブ業界の求人を数多く取り扱っています。転職活動中や入社後のサポート体制も整っているので、一度相談してはいかがでしょうか。