無料でCGの制作スキルが学べ、就職支援までしてくれるスクールがあることをご存知でしょうか。クリーク・アンド・リバー社が運営する「クリエイティブアカデミー(以下アカデミー)」は、初心者でも短期間で即戦力まで育てる環境が整っています。それも受講料や違約金、退会金がかからないだけでなく、クリエイティブPCやツールの無償貸出も行っている本当の『完全無料』。
今回はその中でも現役学生限定としている【CGブラッシュアップクラス】の受講生たちにインタビューを行いました。(インタビュアーは同CGブラッシュアップクラス担当者の前田)
慶應義塾大学4年生。2020年2月よりCGブラッシュアップクラスに参加。
コンポジット未経験から半年で株式会社デジタル・フロンティアへの内定を果たす。佐藤智幸(写真・右)
クリエイティブアカデミー講師。VFXデザイナーとして幅広く映像制作やデザインを手掛ける。
コンポジット未経験から業界最大手に内定
――中山くんはコンポジット未経験から、業界最大手である株式会社デジタル・フロンティアへ内定を果たしました。まず、映像に興味を持ったきっかけを教えてください。
中山 MacのiMovieで作った映像を友達に見せたら喜んでくれたのが嬉しくて。そこから、映像に興味を持ちました。最初はiMovieをイジりつつ、「もっとカッコいい映像を作りたいな」と思っていたときに出逢ったのが、Adobe After Effectsに付属しているCINEMA4D Lite。「こんなにカッコいい映像を作れるんだ」と思って、そこからCGにハマりましたね。
――CGブラッシュアップクラスを受講したきっかけは?
中山 もともと独学で勉強をしていたのでネットで色々検索をする機会も多かったのですが、その時にCGブラッシュアップクラスの存在を知りました。説明会で塾長に、「君はコンポジッターを志望したら良いんじゃないか」と言われたのがきっかけです。
受講後、自分のチェック基準が格段に上がった
ーー実際に、CGブラッシュアップクラスを受講してみて独学との違いはどんなところだと感じましたか?
中山 独学だと自分の作品に対して甘くなってしまうのですが、ここではプロの先生に見ていただけたので自分の中の基準も格段に上がりました。あと、CGブラッシュアップクラスでは、他の受講生の作品もチェックし合う体制ができているので勉強にもなります。先生が他の受講生に注意している箇所をみて、「自分も気をつけて制作しよう」という意識づけにもなりました。
――中山くんは、すごく勉強熱心だった印象もあります。どのくらい、勉強に時間を割いていましたか?
中山 なんだかんだで1日10時間以上は勉強に費やしていました。大学3年生だったので、まわりは就職活動をしていましたが、このCGブラッシュアップクラスに入ったことをきっかけに「もうやるしかない!」という気持ちになっていたので……(笑)。そういった意味では、進捗に追われる環境を経験できたことも大きいと思います。独学ではできないことだと思うので。
ーー「佐藤先生の指導は細かく厳しい」と他学生からも言われていますが、経験してみてどうでしたか?
中山 言われたことをやれば、とにかく作品のクオリティが高くなるので、むしろ佐藤先生の言う通りにしていましたね。特に意識していたことは、「言われたこと+α」の結果を出せるように心がけていたこと。なにか+で報告できることがあれば、佐藤先生は褒めてくれるので(笑)。毎回毎回、「先生を驚かせよう!」と思って頑張っていました。
▲中山作品(左から)「Flying Whale」、「The Mars」
成長の秘訣は、「とりあえずやってみること」
――ありがとうございます。今度は、佐藤先生にもお聞きします。先生が指導するにあたって気をつけているのは、「なるべく生徒に自分で考えさせること(vol.1のインタビューより)」だそうですね。佐藤先生から見て中山くんは、どんな生徒でしたか?
佐藤 中山くんは、「1」を教えると、そこからどんどん自分で調べて、「10」にしてくれるので成長が凄く早かったんですよね。あとは、ものすごく素直。僕が言ったことに対して「とりあえず、やってみる」を繰り返してくれたこともポイントだと思いますね。僕を驚かせようと、+αで準備をしてきてくれたこともクリエイターとして大事なことだと思います。ユーザーを驚かせようと思う思いは、もの作りにおいてすごく大事なことなので。
ーー+αで、どんなことをすれば成長に早く繋がるのでしょうか。
佐藤 例えば、僕が「ここを修正して」と言ったとしますよね。そこで、一箇所直すだけではなく、他の箇所も直してくるような考え方ができる子ですね。というのも、作品は一箇所修正すると、全体のバランスも変わるんです。そこでもう一度、全体を見直して調整できる子は何事においても成長が早いと思いますね。
――では、今後の中山くんに対してアドバイスはありますか?
佐藤 とにかく、いろんな人とコミュニケーションを取ってほしいと思います。仕事は自分ひとりでできるものではないので、常にコミュニケーションを取ることを意識してほしいですね。撮影現場へ行く機会があれば、現場の撮影チームの人にもしっかりと挨拶をするといいと思います。そうすると次会う時に「おお!CGの中山くんか!」と覚えてもらえるので。あとあと、自分が仕事しやすくなるためだから、コミュニケーションは大事にして欲しいですね。
職場の雰囲気をそのまま採用している
――技術だけでなく、仕事を行う上での関わり方も指導されるんですね。コミュニケーションを大切にしているのは何故でしょうか。
佐藤 中学入学時に転校を経験したのですが、サッカー部へ入部して、「出身の小学校でチーム分け」された時に、孤立してしまいそうになったことがあって(笑)。孤立してしまうと、楽しくないじゃないですか。その時に初めて「あ、自分から話しかけていかないとダメだな」と確信しました。この出来事から、コミュニケーションを大切にするようになりましたね。とにかく、見た目で判断しないことを大事にしています。話しかけてみないと、相手の良さがわからないので。
ーーCGブラッシュアップクラスでは、受講生同士のディスカッションも頻繁に行われています。そういった意味では、就職する前の練習場としても機能していますよね。
佐藤 まさに。職場の雰囲気をそのまま採用しているので、CGブラッシュアップクラスで馴染めた人は、職場に入っても全く困らないと思いますね。
ーーでは最後に。おふたりから、CGブラッシュアップクラスに興味を持ってくれている人へ向けてメッセージをお願いします。
中山 とりあえず、一歩を踏み出してほしいと思いますね。絶対に損はしないと思うので、とりあえずCGブラッシュアップクラスを体験してみてほしいです。
佐藤 しっかりと生徒たちのことを考えて指導をしているので、機会があればぜひ、一緒にやりたいですね。あと、最近ポートフォリオの書籍を出版したので、それを元にポートフォリオ制作の指導もできればいいなと思います。
▲下段(左から)株式会社デジタル・フロンティアへ内定した中山、株式会社スパイク・チュンソフトへ内定した松永、プラチナゲームズ株式会社へ内定した川辺
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