無料でCGの制作スキルが学べ、就職支援までしてくれるスクールがあることをご存知でしょうか。クリーク・アンド・リバー社が運営する「クリエイティブアカデミー」は、初心者でも短期間で即戦力まで育てる環境が整っています。
それも受講料や違約金、退会金がかからないだけでなく、クリエイティブPCやツールの無償貸出も行っている本当の『完全無料』。
今回はその中でも現役学生限定としている【CGブラッシュアップクラス】の卒業生と講師を招いて対談形式でインタビューしていきます。
(インタビュアーは同アカデミー責任者の佐藤浩平)
クリエイティブアカデミー講師。CGデザイナーとして幅広いデザインを手掛ける。佐藤浩平(写真・中央)
クリエイティブアカデミー責任者。ゲーム業界を中心にキャリアアップのサポートを行う。
東(写真・右)
CGブラッシュアップクラス受講生。講座をきっかけに大手ゲーム企業への内定を果たす。
佐藤浩平 今回は実際に受講から半年で大手ゲーム会社に入社が決まった東さんに話を聞いてみましょう。CGを2ヶ月間独学しただけの初心者の状態で受講した東さんが、なぜ短期間で大手ゲーム会社からの内定を勝ち取れたのか。講師の佐藤智幸先生にも同席してもらい、その理由を探っていきます。これから内定を目指す学生必見です!
【この記事では、東さんが短期間で即戦力クリエイターに成長できた理由と、理論だけでなく仕事の現場で活躍できる実践的な学びが得られる、授業の様子についてお届けします】
昼のクラスに不合格になるも、夜クラスの受講を勝ち取る
――東くんは、ブラッシュアップクラスを立ち上げてすぐに受講しましたが、応募したきっかけはなんだったっけ?
東 クリエイティブの世界に興味はあったもの、私は工学系の大学に通っているため、就職するにはどこかでアクションを起こさないといけないと思っていました。独学でCGの勉強を始めたころに、Twitterでアカデミーの情報が流れてきたので応募したのです。実は1度、昼のクラスに応募して落ちて、その後夜のクラスに応募して受講できたんですよね(笑)。
――そうだったっけ!? 当時は昼のクラスは大学生を受け入れてなかったからな…。ところでクリーク・アンド・リバー社というと「派遣」のイメージも強いと思いますが、就職をするのに気にはなりませんでしたか?
東 確かにネットで調べると「派遣」というワードをたくさん目にして、派遣のイメージはありました。しかし私は工学系の大学に行っていて、そもそもデザイナーとして就職するのは難しいと思っていたので、派遣から始めてもいいと思っていました。最初は派遣からスタートでも、勉強していけば正社員になれると思っていたのであまり気になりませんでしたね。
そもそもブラッシュアップクラスは新卒内定を大前提にしている講座なのでそこの不安も払しょくされました。実際に私も含め他の生徒も全員社員での内定を貰ってますしね。
――佐藤先生にとって、東くんの第一印象はどうでしたか?
佐藤智幸 初めて会った時は真面目な印象を受けましたね。実際に今もとても礼儀正しいです。それと、設立間もないアカデミーを見つけて応募してきたことにやる気を感じました。実際に授業中によく質問したり、周りと教え合ったりと積極的に学んでくれたと思います。
――逆に東くんは佐藤先生の第一印象や授業の様子はどうだった?
東 初めてお会いした時に握手をしたのですが、凄まじい熱量のある方だと思いました。授業中は、自分では気づけない細かい間違いにも気づいてフィードバックしてくれるので、おこがましいですけどプロとしてとても信頼しています。フィードバックされてから確認すると、本当に間違っているんですよね。
フィードバックは学生レベルに合わせない。プロの現場と同じレベルの実践的な授業
――フィードバックが細かいとのことですが、意識していることはありますか?
佐藤智幸 生徒向けのフィードバックではなく、私が仕事でしているレベルのフィードバックをしています。生徒によっては一つの作品を作るのに20回以上フィードバックすることもありますね。「先生と生徒」ではなく「ディレクターとスタッフ」だと思って、本当の仕事だと思って教えています。
――いつもプロの現場に近い状態で授業していますよね。東くんもチェックが厳しいと思ったことはある?
東 構図決めをするだけでも何十回も調整したこともあります。OKをもらうまでカメラの位置をミリ単位で何度も調整しましたね。
――厳しいね!笑 そこまで細かくカメラの調整させる意図はどのような意図があるのでしょうか。
佐藤智幸 CGはなんでも表現できますが、現実世界のことも分かっていなければリアルな表現はできません。光の特性についても知らなければいけませんし、カメラの高さで大人の目線か子供の目線かも変わります。CGの技術だけでなく、現実世界のことも学んで欲しいと思ってカメラについても細かく教えています。
――東くんはカメラの勉強もしてたよね?
東 実際に自分でもカメラを買いました。自分でカメラを買う以前も、借りたカメラでロケハンにもよく行っていましたね。
――なるほど。CGのクリエイターでもロケハンは大切ですか?
佐藤智幸 ロケハンに行けるなら絶対に行ったほうがいいと思います。なぜなら行かないと見えないものがありますし、ネットで検索した写真には映っていない情報もたくさんあります。たとえば周りに人の多い場所なのか、誰もいないのかで雰囲気は全然違うので。そのような空気感も表現できなければいけません。
――かなりリアリティを追求されていますね。他にもリアリティを出すために重要なことはありますか?
佐藤智幸 静止画だけど時間経過を意識することはいつも伝えています。例えばアスファルトも新品なのか時間が経っているかで全然違います。時間が立てば轍もできますし、塗装もはげます。細かく観察して、時間の経過を表現することが大切ですね。
信頼関係があるからこその「愛のムチ」。卒業後に活躍できるための指導
――東くんに質問なんだけど、先生からのかなり厳しいフィードバックも多かったよね。辛い時はなかった?
東 フィードバックは厳しいですけど、厳しいだけではなかったですね。フィードバックに対してしっかり応えれば褒めてくれるので、達成感もあるし辛くはなかったです。
――先生との信頼関係がしっかり築けているよね。ほかの生徒さんはどんな感じでしたか?
佐藤智幸 アカデミー前から、これまでも何人もの生徒に向き合ってきましたが、優秀だと言われていた生徒は同じような反応でしたね。私自身も、生徒の作品を一緒によくしようという気持ちでいるので、それが伝わっているのは嬉しいですね。私が直接作品に触れるわけではありませんが、生徒の作品に責任を持って教えています。
――生徒と同じくらい生徒の作品をよくしたいと思って指導しているのですね。他に指導するときに意識していることはありますか?
佐藤智幸 なるべく生徒に自分で考えさせています。数学の授業で答えを教えても意味がありませんよね。答えを導く公式と使い方を教えなければ意味がありません。私の授業も同じ様に、公式は教えますが、答えを出す工程は生徒自身にやらせています。自分で導きだした答えは記憶にも残りやすいので。
――仕事の現場に出た後のことを見据えているんですね。先生はスケジュール管理にも力を入れていると思いますが、いかがでしょうか?
佐藤智幸 最初は長い期間をとってもいいから、期限を決めてその中で終わらせるようにしています。もし期限内に終わらせなければ、PDCAを回せますから。期限がなければPDCAも回せません。仕事の現場でもディレクターから納期を指定されますが、難しければ納期を伸ばす交渉をしなければなりません。安易に承諾して間に合わなければ、周りにも迷惑をかけてしまいますから。
黙って作業するなら家でやれ。教室に来る意味はディスカッション
――クラスの雰囲気づくりで意識していることはありますか?
佐藤智幸 生徒同士でコミュニケーションをとることを意識させています。黙って作業をするなら家でやっても変わりません。講座に足を運ぶ意味は、周りの生徒とディスカッションをすることです。実際の現場でも、作業は一人でやるもののコミュニケーションは欠かせませんからね。私は長年現場で働いていますが、仕事の現場の雰囲気を少しでも伝えられたらと思っています。
――東くんはクラスの雰囲気についてどんな印象をもってる?
東 確かにコミュニケーションに積極的なクラスだと思います。私は工学系の学校に通っているので、クリエイターと同じ気質の人が講座に多いです。そのため授業で6人とかのグループを作っても、2人だけが話して他の人は黙っていることも珍しくありません。その点、このクラスでは意識の高い人たちとディスカッションできるので、貴重な経験だと思っています。
――生徒の中にはコミュニケーションが苦手な方も多いと思いますが…
佐藤智幸 もともとコミュニケーションが苦手な生徒は多いですね。ですので、一人で作業している生徒を見つけたら、積極的に他の生徒と話すように促しています。チームで仕事をすることにも慣れなければいけませんし、話すことは面接の練習にもなるからです。
――技術指導だけなく面接対策にも力を入れているのがアカデミーの特徴ですが、就職活動では役に立った?
東 とても参考になりました。作法やコミュニケーションを教えて頂けるのはもちろんですが、クリーク・アンド・リバー社が持っている企業の面接情報やノウハウも教えてもらえるのでとても助かりました。大学でも面接対策はしてくれますが、大学で教えてくれる情報は限られているので。面接の練習を生徒に一斉に行うのではなく、面接が決まり次第一人ずつ行ってくれるのもよかったですね。
「決意」「ライバル」「楽しさ」―アカデミーに通い続けたモチベーションの源泉
――アカデミーに通っている間はどんな生活をしてたの?
東 できるだけCGソフトに触れる時間を長くすることを意識していました。帰ったら真っ先に家のPCに、アカデミーで使っているUSBを挿して、食事以外の時はCGソフトに触っていたと思います。夜は1時くらいまでは作業していましたし、調子がいいときは朝まで作業していました。
――大変な生活だったよね。通い続けられたモチベーションはなんだったの?
東 いくつかありますが、「あとがない」という焦りは強かったです。絶対に技術を身に着けて就職しようと強く思っていました。ただし、ネガティブな気持ちだけでなく、純粋にCGを作るのが楽しかったのも事実です。周りをいい意味でライバル視して、切磋琢磨できたことも通い続けられた要因だと思いますね。
――アカデミーに通う前から独学していたと思うけど、アカデミーに通ってから変化はあった?
東 独学とはまったく違いますね。周りに人がいるので楽しんで学ぶことができました。授業は週に2回で、大学に通っている自分にとってはちょうどいい頻度でしたね。毎回新しい発見があったので、新鮮な気持ちで学び続けることができました。
――環境が変われば学び方や習慣が変わるよね。ちなみに今は後輩に教えることもあると思うんだけど、後輩に教えようと思ったきっかけはなんだったの?
東 私が受講した当初、詳しく教えてくれる先輩がいたんです。その人が「人に教えることで技術が定着する」と言っていたため、私もいつか教えようと思っていました。
――コミュニケーションを重視していたと思うんですが、生徒同士で教え合うことも意識していましたか?
佐藤智幸 そうですね、誰かに教わった人が、また別の人に教えるサイクルができればと思っていました。今は卒業生に特別ゲストとして来てもらうこともあります。一般的に講座に教えにくるのはディレクターが多いですが、実際に生徒に近い存在のクリエイターがくるので、他のスクールでは聞けない話も聞けます。
――最後に、アカデミーに興味はあるけど、二の足を踏んでしまっている人にメッセージをお願いします。
東 僕みたいなCGの初心者でもこれだけ学べるチャンスがあるので、それを掴みにいかないのはもったいないと思いますね。説明会や授業の見学もあるので、悩んでいる方はまず授業の様子を見てから悩めばいいと思います。
――アカデミーの今後の意気込みについて教えて下さい!
佐藤智幸 アカデミーでは学ぶ場がなくて就職できない人たちを救っていきたいと思っています。もとから就職できるレベルの人には、より上のランクに就職させられますし、そうじゃない人でも最低でも就職できるレベルまで引き上げます。家でじっとしていても始まらないので、ぜひ授業に見学にきて私と話してみてください。
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