3D/CG/VFXデザイナーとは
将来性 | ★★★★☆ |
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平均年収 | 440万円 |
関連資格 | CGクリエイター検定 Illustrator®クリエイター能力認定試験 など |
代表的なキャリアステップ | ・ゲームディレクター ・ゲームプロデューサー |
ゲーム業界のデザイナーは、細かく職種が分かれており、それぞれの職種は同じデザイナーでも役わりが全く違います。
3DCGデザイナーは、3Dのコンピューターグラフィックス(CG)をデザイン・作成する職業です。
ゲーム制作での業務は以下のようなものがあります
・モデリング:デザインやイメージ画、写真をもとに実際に形にしていくこと
・リギング:モデルを動かすための仕組みを作ること
・モーション(アニメーション):モデルを実際に動かしデザインすること
・レンダリング:データに従い最終の画像を生成すること
・撮影など
3DCGデザイナーとよく似た職種にVFXデザイナーがあります。
VFXデザイナーとは、Visual Effectsデザイナーの略で、作品にエフェクト(視覚効果)を与えるものです。魔法や大爆発のシーンでの光や炎の演出をしているのがVFXデザイナーです。
3DCGデザイナーは、キャラクターの3Dモデルや背景からすべて制作しますが、VFXデザイナーは、3DCGを用いて映像を加工するのが仕事です。以前は、特に実写の映像に加工を施す仕事を指していましたが、ゲーム業界での仕事のように、アニメーションにエフェクトをつける仕事も多く、両者の伝引きは曖昧になってきています。
3DCG・VFXデザイナーになるには
3DCG・VFXデザイナーになるには資格や学歴は関係ありませんが、一定以上のスキルが求められます。
まず3dsMAXやMayaなど3Dの加工を行うツールを扱う能力が必要です。
また、After Effects、Photoshopなどの2Dソフト、Unreal EngineやUnityといったゲームエンジンでのエフェクト作成の能力も必要になります。
その他、リアリティのある映像を作成するためには、デッサンや解剖学、立体造形に関する知識が求められます。
これらに関する資格としては、「CGクリエイター検定」「画像処理エンジニア検定」「色彩検定」「Illustrator®クリエイター能力認定試験」「Photoshop®クリエイター能力試験」などがあります、
未経験OKの求人も存在しますが、数が少なく、求人の約7割が1年以上の実務経験を条件の一つにしているのが現状です。
また、未経験OKの求人には、美大や芸大、デザインの専門学校を卒業した人も集まりますので、知識も経験もない状態で採用されるのは困難です。
独学でCG作品を制作したり、CGデザインを学べるスクールに通ったりして、制作ツールを扱える状態にしておくことで、芸術系の学校を卒業した人にスキル面での差をつける必要があります。