株式会社GameWithが、ゲームユーザーの意思決定にどのような傾向があるのかの調査を目的に、全国のゲームユーザー6,078名を対象に調査を実施。その結果、ユーザーが好むジャンルの上位3つは「RPG」、「アクションRPG」、「シミュレーションRPG」であることや、プレイ時間が長いユーザーほど課金額が高い傾向にあることなどが明らかになった。

調査概要
調査時期:2023年8月14日~2023年9月14日
有効回答者数:6,078件
回答者属性:GameWith攻略メディア面・GameWith Discordを利用する男女

調査結果サマリー

・ユーザーが好むジャンルの上位3つは「RPG」、「アクションRPG」、「シミュレーションRPG」でRPGジャンルは根強い人気がある
・プレイ時間が長いユーザーほど課金額が高い傾向にある
・ユーザーが課金する動機の上位3つは「キャラの性能に魅力を感じるとき」、「キャラのデザインやキャラクター性に魅力を感じるとき」、「お得なキャンペーンを実施しているとき」であり、強い/魅力的なキャラをお得にゲットしたいユーザーが多い
・課金額が高いユーザーほど、ゲーム内の強さ・優位性を求める傾向にあった

1.ユーザーが好むゲームジャンル

本アンケート内の「好きなゲームジャンルに該当するものを複数選択して下さい」という設問において、特に多くのユーザーが好むと回答したゲームジャンルの上位3つは以下の通り。今回の調査では「RPG」を好きと回答した人は50.1%と最も多く、次に「アクションRPG」が39.7%、3番目に多かったのは27.0%の「シミュレーションRPG」でした。上位3ジャンル全てが「RPG」の要素を含むジャンルであったことから、RPG人気の高さが伺える。特に、RPGジャンルはキャラクターの掘り下げがしやすく、キャラクターの人気が高まりやすいため、ユーザーがゲームのプレイを継続したり、課金してガチャを回したり、スキンを購入する動機となることも多いと考えられる。

2.ユーザーのプレイ時間と課金額の関係

本調査では、平日と休日それぞれについて、ゲームのプレイ時間と課金額を調べたところ、平日・休日問わず「プレイ時間が長いユーザーほど課金額が高くなる」傾向があることが分かった。この結果からも長時間ゲームをプレイするユーザーは、ゲームとの接触頻度が高く、ゲームへの課金に積極的になりやすいと考えられる。

3.ユーザーが課金する動機

今回の調査では、「どのような場合に、モバイルゲームに課金をしてガチャを引こうと思いますか?」という設問の回答結果を、回答者全体と課金額帯ごとでそれぞれ集計した。

全体の集計結果では、「キャラの性能に魅力を感じるとき」が49.7%と最も多く、次に「キャラのデザインやキャラクター性に魅力を感じるとき」が47.2%、「お得なキャンペーンを実施しているとき」が33.9%という結果となった。

課金額帯ごとに見ると、「キャラの性能に魅力を感じるとき」はどの課金額帯でも30%前後でしたが、10,001円〜30,000円をピークに、超高課金層に近づくにつれて割合が小さくなった。
また、「ゲーム内で優位に立ちたい、ランキングで上位になりたいとき」という理由を選択したユーザーの割合が、高課金層と微課金層で2倍以上の差となっており、高課金層にとっては、キャラの強さを重視する理由が、「他者の優位に立ちたい」という動機に変わっており、表出の仕方が変化していると考えられる。そのため、高課金層~超高課金層にとって、「他者に勝つ(そのために強いキャラを手に入れる)」ということは、重要な課金動機になっていると推測される。

また、「キャラのデザインやキャラクター性に魅力を感じるとき」については、どの課金額帯でも3割弱であり、ある程度重視されている指標であると考えられる。「お得なキャンペーンを実施しているとき」と選択したユーザーの割合は、微課金層で最も高くなっており、高課金層は他の項目に比べてそこまで重視をしていないと推測される。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000179.000030431.html