ディレクション

ディレクションスキルとは

ディレクション業務とは、チーム全体の指示やプロジェクトの管理を行うというものです。

ディレクションが業務の中心となる職種には「Webディレクター」「ゲームディレクター」「映像ディレクター」などがあります。

ディレクションに関するスキルとしては「チームマネジメントスキル」「進捗・スケジュール管理スキル」「プロモーションスキル」「マーケティングスキル」「データ分析スキル」などがあります。

ディレクションスキルの中心は、チームを運営するスキルなので、特定の業界でのディレクション経験を他の業界でも活かすことができます。

また、業務内容が多岐にわたるので、興味や適性によってはディレクター以外の職種に転職する方も多くいます。

具体的には、マーケティングに関する知識を深めてWebマーケターに転職したり、データ分析への関心が高まってコンサル業務に転職したりする方などです。

ディレクションに関する資格

ディレクションに関するスキルを活かせる職種に就くために必須の資格というものはありません。

また、業界を問わず「ディレクション」というスキルの有無を判断するような資格はありませんが、各業界でディレクターとして活躍するうえで取得しておきたい資格には、以下のようなものがあります。

・Webディレクション試験
・CGエンジニア検定
・映像音響処理技術者資格認定試験

ディレクションスキルの将来性

ディレクションスキルを活かした代表的な職種である「Webディレクター」「ゲームディレクター」「映像ディレクター」はどれも十分に将来性があるといえます。

まず、Webディレクターについては、Web業界やIT業界の市場規模は今も拡大を続けていることから、今後も需要が増えていくと予想されます。

ゲーム業界も、売り上げを継続的に伸ばしています。

特にスマホゲームの成長が目覚ましく、開発数・開発費ともに増加しています。
開発費が大きくなるにつれて、現場監督であるゲームディレクターの責任と重要性も高まっていますので、やりがいのある仕事が増えていくでしょう。

また、映像業界もコロナ禍の後押しもあって市場が拡大を続けています。

サイバーエージェントとデジタルインファクトが発表した国内動画広告の市場動向調査によると、2021年の動画広告市場は、4,205億円（前年比42.3％増）に上ります。さらに市場は成長を維持するといわれており、2025年には1兆円に達する見込みです。
（データ引用：サイバーエージェント、2021年国内動画広告の市場調査を発表 | 株式会社サイバーエージェント | 2022年1月19日）

映像ディレクターは、映像制作には欠かせない仕事ですので、今後も需要が増加していくでしょう。