Webデザイナーは、わかりやすく、目を引くサイトをつくる人気の仕事。
未経験から目指すのに、まず知っておきたいのが業界事情です。
教えてくれるのはWeb制作会社バスキュールから独立されて株式会社クス―ルを立上げた、松村慎先生。
「作るのはどういうモノ?」「どんな会社がある?」「Webデザイナー以外にどんな職種が?」など、Web業界で働くためのポイントが丸わかり。業界未経験者にうれしい内容です。
【ダイジェスト動画】でポイントをチェック!
記事で得られる学び
- Web業界の特徴や最近の動向を把握できる
- 会社の種類や職種を俯瞰でき、何が未経験者向きかもつかめる
- 業界でいかに自分の価値を高め、キャリアを築いていくかがわかる
講座概要
まずは松村先生が、自身の経歴やWeb制作会社である自社の制作物など、その活動内容を紹介。Web制作では扱う分野が幅広く、多彩な業種に関われる楽しさが伝わります。
さらに会社と職種の種類、それぞれの特徴を解説。キャリアアップの流れも含めて業界での働き方をくわしくアドバイスしてもらえました。
登壇者紹介
松村慎(まつむらしん)氏
株式会社クスール 代表取締役 / Webディレクター
1972年、神戸市生まれ。1999年よりカナダ・バンクーバーのWeb専門学校に通い、Flashの技術を習得。翌年からバンクーバーのWeb制作会社で働く。2002年より東京のWeb制作会社パスキュールでプログラマーとして勤務した後、独立して2006年に株式会社クス―ルを設立。
現在は未就学児向けのゲームアプリ制作や複数のIT企業での企業研修、子供向けのコンテンツを展示するイベント催行などのほか、Webのスクールも運営し、Webに関する著書多数。
また2006年より京都精華大学で、講師としてのキャリアもスタート。同大学メディア表現学部でおもにプログラミング学習やWebサービスについて教えている。
Web業界の特徴&イメージとは?
実際にどんなモノを制作する?
Web業界とはIT業界、ITはインフォメーションテクノロジーの略。つまり情報技術を取り扱う業界なので、対象となる範囲はとても広く、何でも入ってくる世界です。
僕はITを運用したり、売る方ではなくて作る方。今まで作ってきたものにはWebサイト、スマホのアプリ、ソーシャルゲームなどいろいろあります。皆さんのイメージより、仕事の範囲はちょっと広いかもしれません。
若い人が多く、自由度が高い業界。転職が常識!
Web業界の始まりは2000年ぐらいで働く人が若いです。働き方や服装も比較的自由。とくにコロナ禍以降、リモートワークの会社が増えました。勤務時間は近年、短くなってきています。また上下関係もあまりなく、実力社会です。フリーランスがとても多く、会社勤務と比べると、その労働時間はけっこう長いと言えます。
転職する人も多く、転職のたびに給料を上げていく感じで皆、だいたい複数の会社で働いた経験があります。重要な特徴としては技術の進歩が早いこと。そのためWeb業界に入ってからも皆、よく勉強しています。これは1つ、覚えておいてほしいです。