Yostarはスマートフォン向けゲームのパブリッシャーです。 海外で開発されたコンテンツの日本国内での運営や宣伝、それに関係する業務全般を行っています。2017年に設立された、まだ若い会社です。
日本国内のユーザー視点を大切にしたローカライズとマーケティングを工夫し、きめ細かいユーザーサポートでもご評価をいただいています。
はい。私たちが運営している各ゲームタイトルでは、毎月のようにイベントが開催され、主にそのPRで動画を制作します。複数のタイトルがあり、そのタイトルごとに発生するイベントに合わせて動画をつくりますから、制作する分量としてはかなりの数になります。また、タイトルによってデザインの方向性や広告自体のコンセプトが異なることは当然として、1つのタイトル内でも、イベントごとにデザインやコンセプトが変わるものもあります。
好きなタイトルやキャラクターに関われることも
多種多様な広告をたくさん制作するということですが、制作体制はどのようになっていますか。
仕事発生の流れとしては、基本的には運営部やマーケティング部から「こうした動画がほしい」とクリエイティブアート部に依頼がくるところから始まります。
担当者を決めて仕事を割り振りますが、小規模な案件の場合は個人の担当者で完結するケースが多く、大規模な案件の場合は、構成・ディレクション・エディットなどでセクションを分けるケースもあります。
また、タイトルごとに明確な担当者が決まっているわけではなく、中心に対応するタイトルはありつつも、各自、複数のタイトルに関わります。ですから、クリエイターはいろいろなテイスト・スタイルの映像制作に携わることができます。多様な媒体やデザインに挑戦できることは、この仕事の魅力のひとつだと思っています。
「これをやりたい」と手を上げることもできるのですか。
業務の効率化を考えつつになりますが、もちろん歓迎しています。また、希望するタイトルや案件に合わせて担当を決めることも多いです。
つくったものをたくさんの人に見てもらえるやりがい
今も少しお話に出ましたが、飯久保さんご自身が入社された理由も教えてください。
私は、前職では広告代理店でグラフィックデザイナーとして働き、途中から映像制作にも携わるようになりました。
もともと映像作品を観るのが好きでしたから、技術が身についていくのも、実際に制作するのもとても楽しかったですね。
その後、転職するにあたっていろいろな企業を幅広く検討しましたが、「アークナイツ」のリリース当初からのファンだったこと、いろいろな方向性のデザインを経験できることで成長につながると考えたことからYostarに入社を決めました。社長のインタビューを読んで、社風が自分に合っていると感じたこともあります。
入社して、転職時の希望は叶えられましたか。
はい。好きなタイトルに関わることができるのはもちろんの事、様々な媒体の映像制作を経験できたりと、日々成長を実感しています。
また、ネットや公共広告など、たくさんの人の目に触れるものをつくることに大きなやりがいを感じています。SNSのリプライやリツイート等で反響を直接目にできることも非常に嬉しいです。
映像からタイトルのインストールにどれだけつながったかなど、自分でつくったものの影響を数字で見られることも、モチベーションにつながっています。
親切で優秀な同僚とともに、スピーディーな技術向上も
ゲームタイトルが好きで入社した飯久保さんでも、苦労されたことはありますか?
業務として関わるので、自分の好きなタイトルはもちろん、他の運営タイトルや、プロモーションというものについても勉強する必要がありました。
自分が好きなポイントは、そのタイトルの魅力の一部に過ぎないと思っています。ユーザーの皆さまが各タイトルのどこが好きでプレイしてくれているのか、幅広く知ることが必要だと考えています。さらに、プロモーションを効果的に行うためには、ユーザー視点だけでなくプロモーション側の視点も持って、ターゲット層やここを売りたいというポイントも理解しなければいけません。Yostarが運営する各タイトルについて、その知識をつけることになります。
勉強というと堅苦しく思われるかもしれませんが、制作をするうえでしっかりと準備することはとても大切ですし、もともと好きなものに関わることでもありましたので、とても楽しい経験でもありました。
技術面ではいかがでしたか。
前職では使わなかった技術や知識が必要な場面もありましたから、いろいろ調べて技術を向上させました。どうしてもわからないところは、同僚に教えてもらっていました。とても優秀な人ばかりで、自分も仕事を抱える中で、嫌な顔ひとつしないで親切に教えてくれます。同僚の協力もあって、技術的な面でも早い成長ができたと感じています。
逆に、自分が力になれる場面では、積極的に協力するように心がけています。
また、多様な媒体やデザインに関わることで、アイディアの引き出しが増えている実感もあります。
職場の雰囲気もよさそうですね。
親切で話しやすい人たちばかりで、入社して馴染むまでに1か月もかかりませんでした。皆さんキャラクターコンテンツが好きで、いわゆる「オタク文化圏」の人たち。同じカルチャーを共有しているので、居心地がいいですね。
作品の世界観を守り、制作作業もスムーズにできる内製体制
広告コンテンツの制作は、外部の広告代理店や映像制作会社に委託する例も多いと思いますが、Yostarさまでは全て内製されているのでしょうか。
はい。基本的に全て内製しています。会社の規模にもよるとは思いますが、ゲームの業界で広告やPRのコンテンツを内製しているところはそれほど多くないと認識しています。
では、ゲーム領域で活躍したい、という映像クリエイターには貴重な職場なのですね。
そうですね。ゲームに特化して広告制作を行う企業もあるとは思いますが、内製化されていると、広告の質や仕事のやりやすさにも違いが出てきます。
どのようなメリットがあるのでしょうか。
運営や展開の方針、監修内容などをダイレクトにスピーディーに反映できるところです。代理店や制作会社を介すると、間に入る人が増えますので、どうしても制作現場に意図が正確に伝わりにくくなってしまいます。また、やりとりに時間がかかって、タイムリーな広告を打てないこともあるでしょう。
私たちは運営部やマーケティング部から直接、広告の意図を聞いて作業しますから、途中で方向性がずれたりすることがなく、余分なやりとりも発生しないので、制作者としてもとてもやりやすい環境です。
作品の世界観を広告に反映する上でも内製の体制は強みでしょうか。
はい。開発元とも密に連絡をやり取りしていますので、監修が非常にスムーズです。そのような距離の近さが、世界観に沿った広告を制作するうえで大きな強みとなっています。
また、部署を越えたコミュニケーションが活発で、担当者同士が日常的にやりとりしています。制作の担当者から、「こんな広告はどうですか?」と運営やマーケティングの部署に直接持ち込むこともよくあります。ユーザーの方に楽しんでいただけるアイディアは、皆で出し合って盛り上げていますよ。
高い技術をもって、自分を律して働ける人に最適な環境
どんな人に入社してほしいですか。
社風に合う方に来てほしいですね。ほどよい力の抜き方がわかっていて、自分を律して制作物の質を高めていける方は、この雰囲気が気に入ると思います。
最後に、応募を考えている方にメッセージをお願いします。
Yostarの映像デザイナーは、多様な媒体やデザインに携わることができて、大きな成長ができるポジションです。制作物を多くの人に見てもらえる喜びがあり、日常的に運営やマーケティング部門と直接コミュニケーションを取ることで、デザイン以外に視野を広げることもできます。
業務での制作はもちろん、個人的な制作であっても、質の高い映像作品をつくる力のある方であれば、選考の対象になります。Yostarで自分の力を活かしたいと思う方は、ぜひ応募してください。
飯久保遼(いいくぼ・はるか)
大学でグラフィックデザインやWebデザインを学び、新卒で広告代理店に就職。主に印刷物のグラフィックデザインを担当した後、映像制作にも携わる。より多くの人の目に届くものをつくりたいと、Yostarに入社。「アークナイツ」はリリース時からずっとプレイしている。