日興アイ・アールは10日、「2015年度 全上場企業ホームページ充実度ランキング調査」の結果を発表した。2003年より開始し、今年で13回目の発表となる。今年は、2015年7月1日時点での全上場企業3,622社が対象。調査期間は2015年7月~9月。
この調査では、「分かりやすさ」「使いやすさ」「情報の多さ」の3視点で、コーポレートサイトの情報開示の充実度を、169の客観的な評価項目で偏差値化した(デザインに関する調査項目は含まず)。
その結果、全上場企業総合ランキングでは日本電気(NEC/東証1部)が1位、新興市場ランキングではアルトナー(JASDAQ)が、ともに初の1位となった。評価視点別では、「分かりやすさ」1位は日本電気、「使いやすさ」1位はカプコンとUACJ、「情報の多さ」1位は日本電気とソフトバンクグループとTDKがランクインした。
各社の内容を見ると、コーポレートガバナンス専用ページを設けている企業は全上場企業のうち、41.1%、個人投資家向け専用ページ・コンテンツを設けている企業は21.0%、いずれも昨年より増加している。今回より新たに調査を開始した「株主との建設的な対話を促進するための体制整備・取り組みに関する方針」を掲載している企業は1.8%、「政策保有株式に関する方針」は、0.4%で、これから増進するとみられる。
(2015年12月11日 RBB TODAY)《冨岡晶》