コクヨ株式会社(本社:大阪市、社長:黒田英邦)は4月8日、インハウス・デザインコレクティヴ「YOHAK DESIGN STUDIO(ヨハク デザイン スタジオ)」のオフィシャルウェブサイトをリニューアルオープンした。
同社は2021年に策定した長期ビジョン「CCC2030」を機に、自社の立ち位置を「WORK & LIFE STYLE Company」と再定義し、文具や家具といった既存領域にとどまらない事業の拡張を進めてきた。2025年度から始動する中期経営計画「Unite for Growth 2027」では、「共感共創」「実験カルチャー」「体験デザイン」を柱とした価値創出のサイクルを加速させている。
その中核を担うYOHAK DESIGN STUDIOは、スペース、プロダクト、グラフィック、サウンド&ヴィジュアル、ランゲージ、エクスペリエンスといった多様な領域を横断し、新たなスタンダードを生み出すデザイン集団。企業理念「be Unique.」を基に、誰もが自分らしくいられる社会を目指し、既成概念にとらわれない視点で価値観のアップデートを図っている。
今回のウェブサイトリニューアルでは、YOHAK DESIGN STUDIOの世界観とデザイン思考をより深く、直感的に伝えることを目的としている。まず、同スタジオが目指す新たなスタンダードの方向性を視覚的に体験できるよう、ヴィジュアル・アーカイブを強化。閲覧者が直感的にデザインの意図を感じ取れる構成とした。
また、単にデザインの成果物を紹介するだけでなく、その背景にある思考や価値観を理解できるよう、豊富なテキスト情報を掲載。「価値観のアップデート」や「実験カルチャー」「体験デザイン」といったキーワードがどのようにデザインに反映されているかを掘り下げて紹介している。
さらに、スタジオのクリエイティブアプローチを「コンテクスト」「スペース」「グラフィック」「プロダクト」「キュレーション」の5つのカテゴリーに分類・再構成。これにより、プロジェクトの多様性と奥行きをわかりやすく伝える設計となっている。
加えて、2025年5月には、同スタジオがプロデュースするショップ&カフェ「THINK OF THINGS」のオンラインショップもリニューアル予定。既存のオリジナル商品に加え、2024年に東急ハラカドにオープンした「COPY CORNER」で展開する新たな商品群や、企画に応じて選定されたセレクトアイテムも取り扱うことで、より豊かな購買体験の提供を目指している。
新たに生まれ変わったウェブサイトは、YOHAK DESIGN STUDIOの思想と実践をより身近に、そして深く理解できる場となっている。