株式会社Review(リビュー、大阪市中央区、代表取締役:藤本茂夫)は、全国の店舗データおよび法人データを独自に収集・提供するデータプロバイダーである。このたび、同社は飲食店のInstagramデータに特化した新たな情報提供サービスを開始した。

現在、Reviewが特定しているInstagramアカウントを持つ店舗は約12万件に上る。このデータを活用することで、飲食業界をはじめとする多様な業種において、マーケティングや集客戦略の強化、ターゲット顧客へのリーチ向上が期待される。

近年、喫茶店業界では閉店の増加が顕著となっている。物価上昇、人手不足、競争激化といった要因が影響を与えており、新規開業の数にも影響が及んでいる。Reviewの調査によると、2023年と2024年の比較において、全国の喫茶店開業数は大幅に減少していることが明らかになった。一方で、地方では開業数の減少が緩やかであり、福井県では前年より2件増加するなど、地域による違いが見られる。

こうした環境の中で、喫茶店業界におけるSNSの活用が注目されている。Reviewのデータによると、都市部の喫茶店に比べ、地方の喫茶店のほうがInstagramのアカウント保有率が高いことが判明した。特に栃木県では、観光地としての集客力を高めるためにInstagramが積極的に活用されており、同地域の喫茶店におけるSNS普及率の高さが特徴的である。

Instagramの活用は、喫茶店の集客強化や経営戦略の見直しにおいて重要な役割を果たす。Reviewが提供するInstagramデータには、フォロワー数・フォロー数・投稿数といった詳細な情報が含まれており、これを分析することで、より精度の高いマーケティング戦略の立案が可能となる。

Reviewは今後も市場の変化を的確に捉え、企業の成長を支援するために、データの収集・分析を強化していく方針だ。