株式会社ジグザグ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:仲里一義、以下「ジグザグ」)は、2024年上期における海外不正決済のブロック数を発表した。ジグザグが展開する「WorldShopping BIZ(ワールドショッピングビズ)」の不正決済防止機能『セキュア・ペイメント』は、2024年1月から6月末までの間に、1471件(およそ7,500万円相当)の海外不正決済を未然に防止した。

『セキュア・ペイメント』は、EC事業者が直面する海外不正決済リスクに対処するため、ジグザグが2018年に導入した機能である。これまでに累計30,124件(およそ12億円相当)の不正決済を防止し、EC事業者の損失を大幅に抑制している。

近年、世界的なEC市場の拡大に伴い、クレジットカード不正利用のリスクが高まっている。一般社団法人日本クレジット協会の調査によれば、2023年のクレジットカード不正利用被害額は過去最高の540.9億円に達し、その中でも海外からの被害が増加している。

EC事業者は、不正なクレジットカードで決済された商品を発送した場合、チャージバックのリスクに直面する。商品が戻らない可能性が高く、代金返済を余儀なくされるケースも多い。そのため、迅速かつ正確に不正決済を見極めることが求められているが、これには膨大な時間と労力がかかる。

ジグザグの『セキュア・ペイメント』は、過去の膨大な取引データを活用し、自動的に不正決済を判定するシステムだ。不正なカード利用と判断された場合、即座に取引をブロックするため、EC事業者は不正決済による損失を未然に防ぐことができる。

本機能は、特許取得済みであり、「WorldShopping BIZ」のサービスの一部として無償で提供されている。越境ECへの参入を考えている企業にとって、同機能の活用はリスク回避の強力な手段となるだろう。