ギャガ株式会社が4月26日(水)に2017-2018のラインナップ発表会を開催し、ギャガ会長の依田巽氏や、社長の百武弘二氏らが登壇して公開予定されている全31本の作品が紹介されました。
また今回、今期の勝負作品のひとつ、『追捕 MANHUNT』(原題)よりジョン・ウー監督がこのラインナッププレゼンテーションのために来日し、ここでしかみられない迫力の本編映像が本邦初披露されました。
直近公開作品では大ヒットコミックの映画化、原作者真島ヒロ総合プロデュースによる渾身作『劇場版FAIRY TALE-DRAGON CRY』から三島由紀夫の原作を吉田大八が映画化したリリー・フランキー主演作『美しい星』などがあります。邦画では廣木隆一監督『彼女の人生は間違いじゃない』、福山雅治と是枝裕和監督の再タッグが注目の『三度目の殺人』、中井貴一、佐々木蔵之介主演武正晴監督の『嘘八百』など作家性の高い作品が並びます。本年度アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた『エル ELLE』やアニメーション含む2部門ノミネートの『KUBO AND THE TWO STRINGS』などにも期待が集まります。
さらに、ギャガが初発表した待機作には、トム・ハンクス、エマ・ワトソン主演のSNSスリラー『THE CIRCLE(原題)』やリーアム・ニーソン主演のアクション大作『THE COMMUTER(原題)』、ジョン・キャメロン・ミッチェル監督『HOW TO TALK TO GIRLS AT PARTIES(原題)』他、『IT COMES AT NIGHT(原題)』、『THE PARIS OPERA(英題)』、『THE LEISURE SEEKER(原題)』『LUMIERE!(原題)』、『WILL YOU BE THERE?(英題)』『THE ASSIGNMENT(英題)』、『COLD HELL(原題)』、『THELMA(原題)』、『THE GUARDIANS(英題)』、『JULIE AND THE SHOE FACTORY(英題)』、『天使の3P!(スリーピース)』など14本があります。また今後はアニメ事業にも力を入れていくことが発表されました。
【ジョン・ウー監督 『追捕 MANHUNT』登壇】
本作の監督を引き受けた理由について「子供の時から日本映画が大好きでよく見ていて、日本映画から様々な影響を受けてきました。特に高倉健さんや三船敏郎さんが自分にとってのアイドル的存在だった」と語られました。さらに以前、高倉さんにお会いした際に、一緒に仕事をしたいと話していたそうで、残念ながらそれが叶わず、どうにか高倉さんが出演していた作品を制作して祈念したいと思っていたそうです。そんなタイミングで1976年に『君よ憤怒(ふんど)の河を渉れ』というタイトルで高倉さん、原田芳雄(よしお)さん共演で公開された作品の再映画化の話をいただき、即答で引き受けたエピソードを語られました。本作で主演を務めた福山雅治さんとの仕事についてジョン・ウー監督は「優しくて人間味がある。この方が出演してくれればさらに良い役柄になると思いました。実際に撮影中、彼の笑顔を見ると周りのスタッフがホッとしていました」と福山さんの人柄を絶賛しました。最後にジョン・ウー監督は「この作品には自信がありますし、素晴らしい作品になりますので期待していてください!」と語り、盛り上がりを見せた舞台挨拶は幕を閉じました。また当日来場者のみが見られるメイキングと特報映像が初披露されました。大阪の街中や駅中を逃げるチャン・ハンユーさん演じる無実の罪を着せられた国際弁護士と彼を追う福山さん演じる敏腕刑事や、豪華パーティーシーン、ジョン・ウー監督ならではの鳩の舞うアクションシーンや、スタントなしの水上バイクの演技など見どころの一部が垣間見えて、仕上げ作業中の本編への期待がますます上がりました。
【あらすじ】
国際弁護士・杜秋(読み;ドゥー・チル/俳優チャン・ハンユー)は、大阪の製薬会社の顧問弁護士を辞職、自身の送別パーティー後、突如、同僚女性殺害の容疑を受ける。敏腕警部・矢村聡(福山雅治)は、彼を追いつめながら同時に殺人事件の状況証拠を怪しく思い、容疑そのものに疑問を持ち始める。
【作品概要】
『追捕MANHUNT』(原題)
西村寿行原作小説『君よ憤怒の河を渉れ』(徳間書店)の再映画化。1976年の映画化は高倉健、原田芳雄共演、当時映画版タイトルは「憤怒」の読み方を変え『君よ憤怒(ふんど)の河を渉れ』となった。中国本土では『追捕』というタイトルで公開。文化革命以降初めての海外映画の大作として公開、社会現象となるほどの大ヒットとなった。
本作品の中国公開は2018年初春を予定。日本公開は2018年予定。
『追捕 MANHUNT』(原題)/2018年公開予定/配給ギャガ
監督:ジョン・ウー 出演:チャン・ハンユー、福山雅治、ハ・ジォン、チー・ウェイ、桜庭ななみ他
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