是枝裕和監督の最新作『海街diary』は、
小学館「月刊フラワーズ」にて連載中の、吉田秋生による同名コミックの映画化となります。
長女に綾瀬はるか、次女に長澤まさみ、三女に夏帆、異母妹の四女に広瀬すずと今を咲き誇る女優たちが集結したことでも話題の本作。親を許せない長女と、姉の幸せを願う次女、父を知らない三女、自分を許せない四女。それぞれの想いを抱えながら、4人が本当の家族になっていく1年間の物語を描いています。
その本作が、2015年5月13日から24日まで開催される、第68回カンヌ国際映画祭にてコンペティション部門に正式出品されることが発表されました。コンペティション部門は最高賞パルムドール他賞を競う部門で、本年度の審査委員長をジョエル&イーサン・コーエン監督が務めます。是枝裕和監督作品としては前作『そして父になる』(13)以来2年振り、『DISTANCE/ディスタンス』(01)『誰も知らない』(04)を含む4回目のコンペティション部門出品となります。
今回の出品に際し、是枝裕和監督は「前作『そして父になる』が僕自身9年ぶりのコンペ出品だったので、今回また選ばれたことは、正直驚きでした。素直に嬉しいです」と喜びを表現。そして「国際映画祭はゴールではなく、より多くの人々に映画を届ける為のスタートだと考えていますし、中でもカンヌはその出発点としては最高の場所だと思っています。四姉妹と一緒にその始まりを体感できたら、と思います。一見すると、穏やかな春の海のようなこの映画があの場所でどのように受け止められるのか?今から楽しみです」とコメントしています。
尚、映画祭の正式上映(上映日未定)に合わせ、是枝裕和監督に加え、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずの4姉妹揃っての渡航を、現在調整中だそうです。
■作品情報
『海街diary』
2015年6月13日(土)、全国ロードショー
原作:吉田秋生(小学館「月刊フラワーズ」連載)
監督・脚本:是枝裕和『そして父になる』
出演:綾瀬はるか 長澤まさみ 夏帆 広瀬すず
加瀬亮 鈴木亮平 池田貴史 坂口健太郎 前田旺志郎 キムラ緑子 樹木希林
リリー・フランキー 風吹ジュン 堤真一 大竹しのぶ
製作:フジテレビジョン 小学館 東宝 ギャガ
配給:東宝 ギャガ
(2015年04月17日 CREATIVE VILLAGE編集部)