パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社(本社:大阪府守口市、CEO:豊嶋 明)は、放送・映像制作業界向けの新たなオートフレーミングアプリケーションを発表した。このアプリケーションは、同社のリモートカメラであるAW-UE160W/Kに対応し、高品位で自然な構図の自動撮影を実現する。

今回発表されたアプリケーションは、映像制作向けのソフトウェアプラットフォーム「Media Production Suite」の新プラグイン「Advanced Auto Framing プラグイン」として提供される。また、同アプリケーションの一部機能がAW-UE160W/Kに無償アップグレードとして追加され、2024年度第4四半期に提供が予定されている。

近年、動画配信の増加に伴い、映像制作現場では少人数での高品位撮影への要求が高まっている。これに応える形でパナソニックは、長年培った画像認識技術と現場からのフィードバックを反映した自然で精緻なオートフレーミング機能を開発。被写体の動きに応じて自動で追跡・フレーミングを行い、プロカメラマンに匹敵するクオリティでの撮影を実現する。

「Advanced Auto Framing プラグイン」は、複数台のリモートカメラを同時運用し、人物の検出とフレーミングを行う機能が特徴だ。GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を共通のデザインで統一し、直感的な操作が可能となっている。さらに、ディープラーニングによる高精度な人体検出機能により、被写体のヘッドルームを一定に保つことで、安定した構図の撮影が可能だ。

このアプリケーションの詳細は、2024年11月に開催される「Inter BEE 2024」イベントで展示予定であり、今後の映像制作現場に新たな革新をもたらすと期待されている。