イギリス出身のデジタルメディア・プロデューサーJoseph Tame(ジョセフ・ティム)は、2008年の来日以来、国内外でコンサルティングや講演者として幅広く活動しています。その一方で、ウェアラブルマシンを装着しての東京マラソンの生中継やランニングした軌跡をGoogle Map上に残して絵や文字を描く「ランニング・アーティスト」として注目を集めています。
ハイテクで奇抜なコスチュームで、頭にカメラを取り付け東京マラソンを生中継する姿が多くのメディアにも取り上げられていましたが、2月28日(日)に行われた「東京マラソン2016」では、世界初となる通常のビデオ中継と、360度バーチャルリアリティカメラでのライブ中継を敢行し、見事に完走を遂げました。
その模様がYouTubeにて掲載され、さらに話題を呼んでいます。
https://youtu.be/UqxfIc2yeDU
今回の挑戦では、ソニーコンピュターサイエンス研究所の笠原俊一氏とのコラボレーションのもと、ソフトウェアのアルゴリズムを使用し、2つのカメラの映像をリアルタイムに一つに結びつけ、LiveUの放送機能に送り、複数のLTEネットワークを通してサーバーに受信させることに成功しました。
国内のメディアのみならず、CNNやBBC、New York Timesなど海外メディアにも日本を代表するアーティストの一人として紹介され続けるジョセフの挑戦に今後も注目が集まりそうです。
(2016年3月10日 CREATIVE VILLAGE編集部)