株式会社朝日新聞社(代表取締役社長:角田克)は、コンテンツ制作支援サービス「ALOFA(アロファ)」のベータ版を公開した。主な機能として、独自開発の高精度な音声認識技術を活用した文字起こし機能を提供する。
「ALOFA」は、記者やライターの取材・編集業務を効率化することを目的とした次世代型ツールである。インタビューや記者会見などの音声・動画ファイルをアップロードするだけで、AIが自動で文字起こしを行い、瞬時にテキスト化する。さらに、話し言葉を読みやすい文体に整形するリフレーズ機能や、要約・目次生成機能なども搭載している。
このツールでは、大量の音声・動画データを一元管理でき、編集作業や要点の抽出も簡単に行える。従来時間がかかっていた文字起こし作業を自動化することで、制作時間の大幅な短縮と業務効率の向上が期待される。
「ALOFA」の料金プランは、フリープラン、ビジネスプラン、エンタープライズプランの3種類。ビジネスプランには30日間の無料トライアルが用意されている。正式リリースに向けて、今後はさらなる機能の追加や改善が予定されており、料金体系も変更される可能性がある。
朝日新聞社は「ALOFA」を、単なる文字起こしツールにとどまらず、コンテンツ制作全体を支援する総合ツールとして進化させていく考えだ。