お笑いトリオ「ロバート」の秋山竜次が、小説誌「小説新潮」新年号(2024年12月20日発売)に初登場する。特集「緊急特集 なぜいま秋山竜次なのか」では、彼のクリエイターとしての魅力を掘り下げるロングインタビューや、文芸界トップランナーとの短歌コラボ企画、さらには伝説的なラジオイベントのルポが掲載される。

秋山竜次は、さまざまな分野の「クリエイター」に扮し、独自のユーモアで業界のリアルを描くYouTubeチャンネル「クリエイターズ・ファイル」で知られる。その総再生回数は2億回、チャンネル登録者数は95.2万人を超える(2024年12月現在)。最近では、NHK大河ドラマ「光る君へ」に出演し、役者としての評価も急上昇している。

特集では、秋山が創作の裏側を語るインタビューを掲載。普段は見せない彼の真剣な創作論や、ここでしか見られない撮り下ろし写真も楽しめる。さらに、「千鳥のクセスゴ!」で話題のキャラクター“雰囲気ことわざの大家”秋山さつき先生が登場し、「新春!雰囲気短歌教室」で直木賞作家たちと短歌で対決する異色企画も。挑むのは、一穂ミチ、小川哲、桜木紫乃、浅倉秋成、岡本真帆ら実力派作家陣。これらの作家が詠んだ短歌を、秋山扮するさつき先生が辛口で添削するユニークなセッションが展開される。

また、2024年11月に千葉市で開催された秋山のラジオイベント「俺のメモ帳! on tuesday -集まれ!聴いてる人!第一回野外メモ主総会-」の様子も独占レポートされる。約3000人が集まったこのイベントの熱気や、観客との心温まる交流の様子を、本誌編集部員が臨場感たっぷりに伝えている。

小説誌初登場にして異色の企画を次々と繰り広げる秋山竜次。唯一無二の才能を存分に味わえる一冊になりそうだ。