NPO法人LEGIKAは、現役マンガ家を対象としたワンルーム型のシェアハウス「日野トキワソウスタジオ」を東京都日野市にオープンする。9月10日から内見希望を受け付け、9月下旬から順次入居が開始される予定だ。
この新施設は、各部屋にキッチン・バス・トイレが完備されたプライベート性の高い空間を提供しつつ、共用リビングを通じて居住者同士が自然に交流できる設計となっている。従来のシェアハウス型「トキワ荘」と異なり、各部屋が完全に独立したワンルーム形式となるのが特徴だ。
今回の取り組みは、プロを目指す新人マンガ家向け支援から、すでに活躍しているクリエイターに対象を拡大し、商業制作を後押しするものとなる。LEGIKAが運営する「レジカスタジオ」では、IPプロダクション事業を展開し、住居とスタジオ機能を融合させた環境でプロのマンガ家が持続的に作品を生み出せる体制を整えている。
日野トキワソウスタジオの居住者は、広さ約23〜25㎡の専用部に住みながら、同じ市内にある「多摩トキワソウ団地」居住者との協力も可能だ。ペット飼育も認められており、ドッグランも完備されている。さらに、豊田駅から新宿まで約30分とアクセスも良好で、制作に集中できる環境が整えられている。
このシェアハウスは、プロのマンガ家たちがプライベートと交流を両立しながら創作活動に専念できる新たな拠点となりそうだ。