『攻殻機動隊』をテーマにした浮世絵が制作され、販売されることになった。日本の伝統的な技術を使った「攻殻機動隊 浮世絵」シリーズとして発売される。
第1弾は沖浦啓之さんが担当する『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』である。沖浦さんは、本作でキャラクターデザイン、作画監督、原画などを担当した。今回のイラストの原画も担当している。
「攻殻機動隊 浮世絵」は伝統的な技術ということで、全て手作りとなる。絵の部分は浮世絵ならではの「彫り」「摺り」といった伝統技術を使い、再現した。用紙は「手漉奉書和紙」を使用、限定300枚の「浮世絵作品」いうことで、貴重なコレクションアイテムとなりそうだ。
浮世絵の落款には、がこの浮世絵のため、わざわざ毛筆で書いた署名が版画で再現される。
第1弾の『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』は1995年に公開され、今でも人気の高い作品だ。海外でも高い評価を受け、『攻殻機動隊』が世界的に有名になるきっかけとなった。
原画を手がけた沖浦さんは、『人狼JIN-ROH』や『ももへの手紙』の監督としても知られてる。国内のアニメ業界を代表する存在である。
浮世絵は9月2日から予約開始が開始され、価格は43,200円(税込)。販売は、オンラインショップ「OtakuWorksショップ」で行われる。
第2弾も既に予定され、2015年6月に公開された『攻殻機動隊 新劇場版』の総監督である黄瀬和哉さんが手掛ける。「攻殻機動隊 浮世絵」のための新規描き下ろしデザインとなる。デザインは近日中に公開予定だ。
アニメと浮世絵という楽しいコラボレーションだが、どのように浮世絵で表現されるのか気になるファンも多いだろう。職人が手掛ける『攻殻機動隊』の浮世絵、第2弾もどのようなものになるのか、引き続き注目したい。
「攻殻機動隊 浮世絵」
予約開始日: 2015年9月2日
(C)1995士郎正宗/講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMENT
(2015年09月03日 animeanime)