2019年4月3日~5日の3日間に渡って開催された「コンテンツ東京2019」の「先端デジタルテクノロジー展」で、クリーク・アンド・リバー社がAR、VR分野における新製品について出展を行いました。

1.4Kの一体型VRゴーグル「IDEALENS K4」

1.4Kの一体型VRゴーグル「IDEALENS K4」
今回の出展でメインとなったのが解像度4Kの一体型VRゴーグル「IDEALENS K4」(アイデアレンズケーフォー)です。
「IDEALENS K2+」の後継機として発売されることになるIDEALENS K4は、4Kの高解像度モニターを有しているところが一番のポイントですが、従来機にはなかった内蔵マイク、と小型スピーカーの搭載により、さらに臨場感のあるVRを体験することができます。

販売を手がける株式会社VR Japanの落合敏彦氏(代表取締役社長)からは「特に医師教育の現場ではリアリティが求められており、より没入感のある手術向け教材が求められることから、IDEALENS K4のようなスペックのVR機器が必要になってくる」といった話があり、各分野の最前線で活躍できることをアピールしていました。

機能が向上したのは解像度や音声機能だけではありません。
オプションでNOLO CV1との連動により6DoFの自由度を実現。前後左右、上下といった動きに対応できるようになり、現実世界での動作がVRにも投影できることで、さらに進化したリアリティーを体感することができるようになりました。

なお2.5K解像度版「IDEALENS K3+(アイデアレンズ ケイスリープラス)」も同時発売を予定しています。

2.VRソリューション「VR遠隔通信システム」

2.VRソリューション「VR遠隔通信システム」
「VR遠隔通信システム」は離れた場所と360°ライブ映像配信で結ぶことでインタラクティブなコミュニケーションを実現できるだけでなく、あたかもその場にいるような感覚を体験することができる遠隔通信システムで、主に医療、学校教育の現場で採用されています。
担当者の話では、観光分野にも取り入れられた実例があり、今後もコア分野である医療、安全教育、建築を中心に、さらに多くの分野で活用されることが期待されています。

3.ARソリューション「ARiS(アリス)」

3.ARソリューション「ARiS(アリス)」
AR分野においてはロケーション連動ARシステムであるARiS(アリス)の紹介がありました。
ARiS(アリス)はビーコンやGPSを通して、任意の場所にキャラクターを出現させることができるシステムです。
特に人気キャラクターIPとの相性に優れており、イベントや観光地でARiSを使用することにより、リアルとバーチャルが融合した新しい顧客体験を演出することができます。

ARiSに使用されるビーコン
▲デモで使われていたビーコン。

ARiSを応用することで例えば、一定の領域内でキャラクターごとに設定されたビーコンを複数配置することで、顧客の回遊性を高めることができます。
応用の範囲は現場だけにとどまらず、グッズ販売と併用すれば家に帰ってからもARコンテンツを体験することも可能となります。
ARiSは斬新な演出による顧客満足度の向上だけでなく、広いエリアに複数のコンテンツを一括して配信できることから、観光、エンターテイメントや教育分野での活躍が期待されています。

クリーク・アンド・リバー社ブースの様子
▲会期中は多くの来場客が訪れ、AR、VR製品の関心の高さが伺えました。

その他、ブース内では伊藤忠テクノソリューションズ株式会社との共同展示、VRソリューション「ファストVR」の展示があったほか、クリーク・アンド・バー社の強みを活かしたVR/AR/MRコンテンツ開発、VR/AR専門人材サービス、VR/ARコンサルティングサービスの紹介がありました。

展示会内の各製品詳細、導入をご検討の方はクリーク・アンド・リバー社VRディビジョン、またはグループ会社、VR Japanまでお問合せください。

製品に関するお問合せ

▼クリーク・アンド・リバー社VR事業部

https://www.vr-creek.com/

▼株式会社VR Japan

http://www.vr-japan.co.jp/

取材・テキスト:ヒロヤス・カイ/編集:CREATIVE VILLAGE編集部