アバターを通じた新たな自己表現の可能性を広げる「Avatown」(運営:Dolami, Inc. 本社:米国サンフランシスコ、代表:稲員悠太)は4月9日、スマートフォンから直接アバターをVRゲームにアップロードできるアプリ『Avatown Mobile: For 3D Avatars』のベータ版を一般公開した。
このアプリは、特別な知識やソフトウェアがなくても、誰でも簡単に自作の3DアバターをVRChatへアップロードできるのが特徴。Unityなどの専門ツールが不要な点から、初心者にも扱いやすく設計されている。
すでに行われたクローズドテストでは、300名を超えるユーザーが体験し、4.12(5段階評価)という高評価を獲得。正式リリースは2025年4月下旬を予定しており、Google PlayストアおよびApp Storeで配信される見込みだ。
『Avatown』は、アバターのベースや衣装が購入できるマーケットプレイス機能も備えた総合プラットフォーム。商品ページは自動翻訳されるため、国内外問わず取引が可能。クリエイターが制作したアバターやファッションアイテムを、ユーザーが自由に選び楽しむことができる。
アプリからのアップロードはわずか3クリックで完了し、VRChatへの導入もスムーズ。さらに、今後はアプリ内でアバターのカスタマイズや改変ができる機能も追加される予定で、現在はそのためのアルファテスト準備が進んでいるという。
代表の稲員氏は、「デジタル世界は自由に自己を表現できる場。誰もが“もうひとりの自分”を持つ時代に向けて、Avatownはその入り口を開いていきたい」と語る。
Avatownの開発チームは、アメリカ、アジア、ヨーロッパにメンバーを持つグローバル構成。共同創業者のSifat氏は、闘病を乗り越えて現場に復帰し、さらなるプロダクトの進化を牽引している。
アバターを通じて「なりたい自分になれる」時代。『Avatown Mobile』は、そんな未来をスマホ一つで手に入れる第一歩となりそうだ。