株式会社スパイスマートは、2025年3月にゲーム実況YouTuberが取り上げたスマートフォン向けゲームのランキングを発表した。調査は同社が提供する動画分析ソリューション「LIVEOPSIS(ライブオプシス)」を活用して実施されたもので、投稿動画数や視聴回数、動画タイトルに使われたキーワードなどをもとにトレンドを分析している。
3月のランキングでは、前月に続き『Pokémon TCG Pocket』が1位を獲得した。2月末から登場した新拡張パック「超克の光」「シャイニングハイ」や、人気カード「ギラティナex」の配布イベントが話題を呼び、動画の視聴回数は前月比2,500万回以上の増加を記録。実況動画のタイトルには「最強格」「強すぎる」といったフレーズが多く見られ、ゲーム内の更新がYouTuberによる投稿の活性化に直結している様子がうかがえる。
続く2位には『Identity V(第五人格)』がランクイン。特筆すべき大型イベントがなかったにもかかわらず、投稿数は前月比130本増加。安定したゲーム内容と実況者との継続的な関係性により、定着したトレンドとなっている。
3位には、11周年記念イベントで注目を集めた『グランブルーファンタジー』が浮上。「浴衣ビカラ・浴衣シエテ」「光古戦場」など、実況に適したイベントやキャラクターの登場が投稿数を押し上げた。同作は前月から10ランクアップと、大幅な順位上昇を見せている。
この調査では、ゲームタイトルごとの動画投稿数や視聴回数、さらには動画タイトルに頻出するキーワードの傾向までが可視化されており、ゲーム運営者にとっても有益なマーケティング指標となっている。
なお、詳細な調査結果は「LIVEOPSIS」の公式noteでも閲覧可能。また、同サービスの無料トライアルも受付中だ。