ゲーム開発向けのプラットフォームを提供するUnity Technologies(NYSE:U)は、次世代ゲーム機「Nintendo Switch 2」への公式サポートを発表した。本サポートは、まもなくリリース予定の「Unity 6」に追加され、Nintendoの承認を得た開発者に提供される。

Unityの最高経営責任者(CEO)兼社長のマシュー・ブロンバーグ氏は、「Nintendo Switch 2のサポートを提供できることを大変嬉しく思います。Unityは、Nintendo Switch 2のローンチタイトルを実際に開発し、徹底的なテストを行いました。その過程で得られたフィードバックを基に、Unityエンジンをさらに強化していきます」と述べた。

開発者向けの主な強化ポイント

レンダリングとパフォーマンス最適化

Universal Render Pipeline(URP)、Spatial-Temporal Post-Processing(STP)、GPU Resident Drawer などの技術を活用し、Nintendo Switch 2の性能を最大限に引き出す。

マルチプレイ機能の拡充

既存のNintendo Switch向けサポートを強化し、Nintendo Switch 2でも円滑なオンラインプレイを実現。

開発者向けドキュメントの充実

Nintendo Switch 2向けの技術ドキュメントを拡充し、開発者がスムーズに移植や最適化を行えるよう支援。

Unity 6との完全な互換性を維持しつつ、Nintendo Switch 2の新機能をサポートすることで、既存のNintendo Switch向けタイトルの移植も容易になる。開発者は、最新プラットフォームで自らの作品をより多くのプレイヤーに届けることが可能となる。

なお、Nintendo Switch 2での開発を希望する開発者は、Nintendo Developer Portalを通じてNintendo Switch 2開発者としての登録が必要となる。詳細は、Nintendoからの公式発表を待つ必要がある。