吉本興業グループの株式会社FANYは、2024年12月3日よりエンターテインメントプラットフォームとして新たなサービスを開始した。今回の取り組みには、読み物と縦読みマンガを楽しめるWebサイト「FANY Story」、縦型ショートドラマを視聴できるアプリ「FANY :D」、さらに新会員プログラム「FANY Rewards」の導入が含まれる。これに伴い、スタートを記念したキャンペーンも展開される。

FANYは「おもしろいを、もっと一緒に。」を掲げ、これまでチケット販売やオンライン配信、ファンクラブ、Eコマースといったタレント主導のコンテンツを提供してきた。今回の新サービスでは、物語を中心としたコンテンツのメディアミックス展開を目指し、エンタメ体験をさらに多様化する。

「FANY Story」は、縦読みフォーマットに特化したマンガや読み物を提供するプラットフォームで、スマートフォンでの快適な読書体験を実現する。一方の「FANY :D」は、スマートフォン向けに最適化された縦型ショートドラマを配信し、短時間で楽しめる新感覚の視聴体験を提供するアプリだ。

「FANY Rewards」は、サービス利用に応じてポイントが貯まり、特典と交換できる会員プログラム。開始を記念して、プレゼントが当たる「スタート記念!FANY Rewardsキャンペーン」も開催されており、ユーザーの利用促進が期待される。

さらに、2024年8月からFANYに加わった音声配信プラットフォーム「stand.fm」では、新番組やキャンペーンが開始されるなど、音声コンテンツにも力を入れている。

FANYは、ブランドステートメントを「『おもしろい』が開花していくプラットフォーム」と再定義し、ミッションに基づいた新しいイメージキャラクターやリニューアルされたコーポレートサイトを公開した。これらは、ファンとタレント、そしてサービスが掛け合わせる場としてのFANYの姿を象徴している。

同社は今後もテクノロジーを活用し、才能とファンが新しい価値を生み出す場を提供していく方針だ。ライブ、ラジオ、マンガ、ドラマなど、多様な表現手段を通じてエンターテインメントの可能性を広げ続けるという。

吉本興業ホールディングス傘下の株式会社FANYは、ライブやラジオなどの多様なエンタメコンテンツを展開するプラットフォーム事業を手掛けている。未発掘の才能とファンの出会いを促進し、「おもしろい」を拡張することを目指している。公式サイトでは、同社の詳細や新サービスに関する情報が公開されている。