株式会社ネクソン(本社:東京都港区)は、2024年9月11日、サブブランドであるMINTROCKET(以下、ミントロケット)を法人化し、完全子会社として独立させることを発表した。新会社はネクソンコリアの100%子会社となり、ファン・ジェホ氏が初代CEOに就任予定だ。

ミントロケットは、スピードと独創性、楽しさを重視したゲーム開発を目指すブランドであり、2022年に発足。2023年には同社初のタイトル『デイヴ・ザ・ダイバー』が世界的な成功を収め、累計販売本数400万本を突破。さらに、英国アカデミー賞ゲーム部門でゲームデザイン賞を受賞し、Steamでも高評価を維持している。

ミントロケットの法人化により、独自の開発方針を追求し、ネクソン本体の大規模ゲームとは異なる、エンゲージメントの高い小規模ゲームをグローバル向けに展開することを目指す。迅速な意思決定や業務の簡素化も進め、自律的な企業文化の形成が期待されている。

ネクソンは1994年に設立され、オンラインゲーム分野で世界的な成功を収めている。代表作には『メイプルストーリー』や『カートライダー』、『アラド戦記』などがあり、45を超えるゲームを190以上の国と地域に提供。2011年には東京証券取引所に上場し、現在も成長を続けている。