LINE株式会社は、同社が運営するライブ配信サービス「LINE LIVE(ラインライブ)」において、9月25日よりインストリーム広告「LIVE Video Ads」を導入したと発表した。

インストリーム広告とは?
インターネット動画の開始前、再生途中、完了後のいずれかに差し込まれ再生される動画広告

「LINE LIVE」の特徴

「LINE LIVE」は、誰でも簡単にライブ動画を配信できる手軽さや、視聴者と配信者が双方向でコミュニケーションできる点などが評価されている。
主な利用者層は若年層ユーザー。

独自の番組制作や、縦型の画面を活かしたミュージックライブ、スマートフォンならではの演出をしたミュージックビデオなど新しい領域にもチャレンジしている。

月間の利用者数は2,800万人を突破していて、ライブ動画プラットフォームとして成長を続けている。
※LINE社内調査(2017年7月実績)

「LIVE Video Ads」導入の背景

LINEでは、「CLOSING THE DISTANCE」をコーポレートミッションとし、人と人、情報・コンテンツ、サービスなどのあらゆるものが、オンライン/オフライン問わず、いつでも、どこでも、最適な距離でシームレスに繋がっていく、「LINE」を入り口として生活の全てが完結する「スマートポータル」を推し進めている。

このコーポレートミッションを実現する上で、LINEの次の5年に向け「コミュニケーションファースト」を軸に「Videolized」(動画フォーカス)をビジョンの一つに掲げ、その一環として「LIVE Video Ads」の展開に至ったことが導入の背景になっている。

三方良しの情報接点を創出するエコシステムとしての価値を提供

「LIVE Video Ads」の収益は配信者に対して還元される。これにより、配信者への広告掲載インセンティブなどの還元を行なうことでさらなる配信コンテンツのクオリティ向上を促すことが可能になり、視聴者の配信コンテンツに対する満足度向上が見込めるとともに、広告主のブランディングや認知度の向上を実現できる機会創出に対しても良い循環が回る“エコシステム”の創造を目指している。

配信者がLIVE配信中に好きなタイミングで動画広告を挿入できる機能や、最適な広告表示が可能なプログラムの開発など、様々な広告メニューの導入を検討しているとのこと。

まとめ

広告主と配信者、視聴者の三者にとって価値のある情報接点を提供することを掲げているLINE。
表現する場としての活用のチャンスはさらに広がることが予想される。

(CREATIVE VILLAGE編集部)