株式会社ヤマダデンキ(本社:群馬県高崎市、代表取締役社長:佐野財丈)は、自社展開のTSUKUMO(ツクモ)ブランドより、プロフェッショナル向けの高性能プロセッサーを搭載したワークステーションモデルを2025年4月11日(金)に発売した。

今回発売された新モデルは、用途に応じて「インテル Xeon Wプロセッサー」または「AMD Ryzen Threadripper 7000シリーズプロセッサー」を選択できる仕様となっており、いずれもAI開発や映像制作、構造シミュレーションといった高度な業務に対応できる性能を持っている。

インテル Xeon Wプロセッサー搭載モデルは、高性能なP-Coreのみで構成されており、膨大なコア数とスレッド数、大容量のキャッシュを備えている。また、ECC Registered対応のDDR5メモリをクアッドチャネルで動作させる設計や、拡張ボードや複数ストレージの搭載を見据えた広帯域レーン構成などにより、長期稼働に適した高い安定性と拡張性を実現している。

一方、AMD Ryzen Threadripper 7000シリーズを搭載したモデルは、Zen4アーキテクチャを採用し、生成AIやCG制作、動画編集、ディープラーニング、さらに建築や医療といった最先端の現場で求められる処理性能を提供する。クリエイティブ分野や研究分野において、圧倒的な処理能力を求めるプロフェッショナルに最適な一台となっている。

グラフィックス性能については、コストバランスに優れたNVIDIA GeForceシリーズやAMD Radeonシリーズの中から用途に応じたカスタマイズが可能であり、利用目的に応じた柔軟な構成選択ができる点も大きな特徴である。

筐体にはTSUKUMOオリジナルのプレミアムミドルタワーケースが採用されている。ダイヤモンドをモチーフにした上質なデザインに加え、大型エアインテークによる理想的なエアフローを確保し、内部レイアウトを最適化することで高い拡張性を実現。さらに、前面に配置されたダブルフィルターによる防塵対策など、長期使用を見据えた設計となっている。

このワークステーションモデルは、TSUKUMOが長年のパソコンパーツ販売で培ったノウハウをもとに開発されており、日本国内の指定工場にて熟練スタッフが一台ずつ丁寧に組み立てている。その結果、信頼性・安心感・迅速な提供といった点において高い品質を実現している。

モデルは2種類が用意されており、1つ目の「WE7J-H252/WBH」は、インテル Xeon w7-2575X プロセッサーを搭載し、グラフィックスにはNVIDIA GeForce RTX 5070Ti(ビデオメモリ16GB)を採用。メモリは64GBのDDR5-4800 ECC Registeredを4枚構成で搭載し、1TBのNVMe Gen4接続SSDを備える。マザーボードはASRock W790 WS(EATX)を使用し、1000WのATX3.x準拠80PLUS GOLD対応電源ユニットを搭載。OSにはWindows 11 Pro(64ビット版)を採用しており、税込価格は799,800円となっている。

もう1つのモデル「WE9A-H252/WBH」は、AMD Ryzen Threadripper 7980Xを搭載し、水冷CPUクーラーを装備。その他の構成はほぼ同様で、マザーボードにはASUS Pro WS TRX50-SAGE WIFI(E-ATX)を使用し、税込価格は1,499,800円となっている。

販売は、TSUKUMOのネットショップおよび全国のツクモ店舗(ツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.、ツクモ名古屋1号店、DEPOツクモ札幌大谷地店、ツクモLABI1なんば店、ツクモ福岡店)で取り扱っている。

TSUKUMOは、ゲーミング性能に特化した「G-GEAR」シリーズや、法人向け・研究開発向けの「eX.computer」シリーズなど、用途に応じた多彩なPCラインナップを展開しており、プロフェッショナルはもちろん、配信者やハイエンドユーザーからも高い支持を得ている。