イラスト・マンガ・アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」の全世界における累計出荷本数が、2025年4月に5,000万本を突破したと、開発元の株式会社セルシスが発表した。

CLIP STUDIO PAINTは、自然な描き心地のペンツールや多彩な彩色表現が可能なブラシ機能、イラスト・マンガ制作に必要な作画・仕上げ・レイアウト・セリフ配置などの機能、さらにアニメーション制作機能も搭載した、総合的な創作支援ツールである。

ユーザー層は、初心者からプロのマンガ家・イラストレーター・アニメーター・デザイナーに至るまで幅広く、大学や専門学校などの教育機関にも導入されている。対応言語は11か国語に及び、出荷の約8割は日本国外向けとなっており、国境を越えて利用されるグローバルスタンダードなアプリとなっている。

また、同アプリのサブスクリプション型サービスにおける年間経常収益(ARR)は46億円を超えており、堅調な成長を続けている。ARRの詳細な推移は、セルシスのコーポレートサイト内「月次事業進捗レポート」で毎月公開されている。

CLIP STUDIO PAINTはiPad、Android、Windows、macOS、iPhoneなどマルチデバイスに対応しており、クラウド機能を使ったデータ共有も可能。いつでもどこでも自由なスタイルで制作を行うことができる点も、多くのクリエイターに支持される理由のひとつだ。

セルシスは今後も、世界中のクリエイターの創作活動を支えるプラットフォームの提供に力を入れていくとしている。