株式会社Zenmetry(ゼンメトリー)は3月25日、AIお仕事メンターサービス「Zenmetry(ゼンメトリー)」のベータ版をChromeストアで公開し、100名限定で利用者の募集を開始した。

Zenmetryは、ChatGPTを活用したタスク管理・時間術を提供するAIツールで、仕事の進行をサポートする。特に、OJT(On-the-Job Training)の負担軽減を目的とし、新人教育や業務の属人化に課題を感じる企業向けに開発された。

ベータ版利用者は、4月8日から開始する「毎朝15分のタスク管理トレーニング」を特別価格で受講できる。このトレーニングでは、タスクの先延ばしを防ぎ、仕事をスムーズに進めるための時間管理術を学べる。
近年、多くの企業がOJTの負担増大に直面している。新入社員や異動者への指導が属人的になりやすく、担当者が同じ質問に繰り返し対応する負担が増加。一方で、新人側は「聞きにくい」「進め方が分からない」といったストレスを抱えがちだ。

Zenmetryは、AIがタスクのゴールを明確にし、業務を細分化して具体的な行動プロセスを提示することで、こうした課題を解決する。指導者は明確な指示を出しやすくなり、新人は迷うことなく業務を進められるため、仕事のすれ違いを大幅に減らすことができる。
ZenmetryのChrome拡張機能を活用すると、チャットやWeb上のテキストから即座にタスクを作成・管理できる。Googleカレンダーなどの外部ツールとの連携も可能で、業務効率化を支援する。

クローズドベータ版の実証実験では、「仕事の先延ばしがなくなった」「部下やインターンへの指示出しが改善した」といった好意的なフィードバックが得られており、本格リリースに向けさらなる改良が期待される。
仕事の生産性向上を目指す人にとって、AIによる新たなサポートツールとなるか注目される。