Onebox株式会社(本社:東京都港区、代表:奥村恒太)が提供するメールDXツール『yaritori(ヤリトリ)』は、「Z世代のメールに関する意識調査」を実施した。その結果、約6割のZ世代が仕事でのメール送信を「苦手」と感じていることが明らかになった。
調査によると、Z世代の4割以上が社会人になるまでに「ほとんど使ったことがない」「全く使ったことがない」と回答した。メールを使った経験がある人の中でも、「よく利用していた」と答えたのは約20%にとどまり、メールの使用頻度の低さが浮き彫りになった。
また、メールを利用した経験がある人に「送信頻度」を尋ねたところ、約15%が「ほぼ送信したことがない」と回答。これにより、今回の調査対象300名のうち、社会人になる前にメールを送ったことがある人(140名)は、送信経験がない人(160名)を下回る結果となった。
仕事でのメール送信について尋ねたところ、58%が「どちらかというと苦手」「とても苦手」と回答。得意と感じている人を上回る結果となった。
苦手と感じる理由については、「メール特有の挨拶やマナーが分からない」が最も多く、敬語を含めた文章作成に苦手意識を持つ人が多いことが分かった。また、「短文で送れない」「送信の取り消しや編集ができない」「既読機能がないため会話の終わらせ方が分からない」といった、SNSとの違いに戸惑いを感じる人も多かった。
今回の調査から、Z世代の多くが社会人になるまでにメールを利用する機会が少なく、特に送信経験が不足していることが明らかになった。そのため、仕事でメールを送る際に戸惑いや苦手意識を感じる人が多い傾向にある。
また、メール特有のマナーや言い回しに慣れていないことが大きな要因となっており、「どのように文章を作成すればよいかわからない」と感じるケースが目立つ。企業側としては、新入社員向けにメールマナー研修を充実させるなどの対策が求められるだろう。