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RAKUZA株式会社は2024年12月1日、NFTマーケットプレイス「楽座マーケットプレイス・ギャラリーラボTOKYO」を東京都中央区の東急プラザ銀座7階にリニューアルオープンした。この施設では、日本のアニメやマンガ文化を象徴するセル画や原画のNFT化と、現物展示を融合した新しい購買体験が可能だ。

同施設は、従来の「楽座マーケットプレイス」を進化させた形で、アニメのセル画や原画などの現物を常設展示している。訪問者は、展示作品を直接目にした上で、デジタル上で所有権NFTを購入できるという、「リアルとデジタルを融合させた」新たな仕組みを提案している。

NFT化された作品の購入は、RAKUZAのオンラインマーケットプレイスで可能。また、将来的にはRAKUZAが発行するトークン「RKC」を使った店舗決済の実装も予定しており、NFT購入やイベント参加など、多様なシーンで利用が可能となる。

RAKUZAでは、日本産アニメ文化の象徴であるセル画や原画をブロックチェーン技術でNFT化し、鑑定書付きで適切に管理・保存している。特に、現物所有を希望するユーザーは、NFTを無効化(BURN)することで現物を取得できる仕組みも構築しており、NFTと現物資産を組み合わせた新たな価値を提案している。

日本のアニメ業界では、セル画や原画の取引価格が世界的なオークションで急騰しており、文化財としての価値が再認識されつつある。しかし、現物資産は保存環境によって劣化するリスクがあるため、NFTによるデジタル化と併用することで資産価値を守ることができる。RAKUZAは、この取り組みを通じて、アニメやマンガを美術的に評価する流れをさらに推進している。

RAKUZAは、新たに「CREATORS’ 楽座」というサービスを開始する。このサービスでは、個人や法人がNFTショップを簡単に開設できるようになり、クリエイターは自身の作風を反映したショップデザインを構築可能。出品作品はデジタルやリアルを問わず自由にリンクでき、NFTマーケットプレイス「楽座」内にも掲載される仕組みだ。

今後、展示商品の種類を拡大し、より多くのクリエイター作品を取り扱う予定。RAKUZAは、クリエイターが中心となる経済圏の実現を目指し、日々アップデートを重ねている。現物とNFTを融合させた新たな文化体験を提供する「楽座ギャラリーラボTOKYO」は、アニメ・マンガ文化の保護と発展を担う拠点として注目される。