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株式会社Hiraku agentは、ゲーム業界で働くZ世代の方(正社員・契約社員・派遣社員)を対象に「Z世代のキャリアビジョン」に関する調査を実施。約8割がゲーム業界でのキャリア形成に前向きであることが判明した。

調査概要:「Z世代のキャリアビジョン」に関する調査
【調査期間】2024年12月16日(月)~2024年12月18日(水)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】525人
【調査対象】ゲーム業界で働くZ世代(~29歳まで)の方(正社員・契約社員・派遣社員)
【調査元】株式会社Hiraku agent(https://hiraku-agent.com/)
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ

現在の勤務年数や年収について

はじめに、今回アンケートに回答いただいたゲーム業界で働く方の勤務年数は以下の通り。

ゲーム業界での勤務歴は?
『1年目(9.5%)』
『2年目(29.0%)』
『3年目(33.5%)』
『4年目(16.0%)』
『5年目(10.7%)』

続いて、「現在の年収を教えてください」と質問したところ、『400~500万円未満(31.4%)』と回答した方が最も多く、『300~400万円未満(30.7%)』『500~600万円未満(17.7%)』と続いた。『400~500万円未満』が中心となり、ゲーム業界のZ世代では一定の年収を得ていることがうかがえる。また300~600万円の幅広い範囲に大多数が分布していることから、経験や役職に応じた給与体系が存在し、キャリアの進展に伴う収入増加の可能性も示唆される。

なぜゲーム業界を選ぶのか?

では今の会社に決めた理由は何だったのだろうか。「今の会社を選んだ決め手は何ですか?(上位3つまで選択)」と質問したところ、『技術力の高い研究・開発チームがある(37.7%)』と回答した方が最も多く、『最新のエンジンやツールを使用している(36.0%)』『自由度の高い制作が行える(31.4%)』と続いた。技術的な魅力が特に重視されており、クリエイティブな環境が求められていることが示された。

続いて、「ゲーム業界でやりたいと思っていることを教えてください(上位3つまで選択)」と質問したところ、『最先端技術を駆使し、新しいプレイ体験を提供する(39.2%)』と回答した方が最も多く、『新しい技術を開発し、業界の技術基準を引き上げる(34.1%)』『新しいジャンルのゲームを生み出す(32.6%)』と続いた、

革新性や技術的挑戦を望む一方で、創造性への意欲にも回答が寄せられている。ゲーム業界の将来に対して前向きな影響を与える可能性が高く、新しいアイデアや技術によって業界全体が活性化されることが期待できるだろう。

今後のキャリアビジョンについて

「今後、ゲーム業界でキャリアを積んでいきたいと思いますか?」と質問したところ、約8割の方が『とても思う(33.1%)』または『やや思う(47.1%)』と回答した。約8割の方が、ゲーム業界内でのキャリア形成に前向きであることが明らかに。ではなぜそのように考えるのだろうか。

■その理由を教えてください
<とても思う>
・今後も自分の成長と、ゲームの魅力を世界に伝えていきたいから!!(男性/2年目)
・ゲームが好きだから(女性/3年目)
・常に最先端技術を学べるから(女性/4年目)
<やや思う>
・自分が好きな業界だから(女性/3年目)
<あまり思わない>
・今の会社でのキャリアパスが不明確(女性/その他)
「好きだから」「やりたいことだから」という回答が多く、個人の興味と仕事の一致が強い動機付けになっていることが示された。

なりたいのはジェネラリスト?スペシャリスト?キャリアアップのために取り組んでいることとは…?

「キャリアアップをする上で、どちらを目指したいですか?」と質問したところ、『ジェネラリスト(54.9%)』と回答した方が最も多く、『スペシャリスト(44.4%)』が続いた。ジェネラリストは幅広い知識と経験を持ち、プロジェクト全体を俯瞰する能力が求められます。一方、スペシャリストは特定分野で高度な専門性を発揮します。ゲーム業界のZ世代において、ジェネラリストを目指す傾向が若干強いことが示された。

では、具体的にどのような人になりたいと思うのだろうか。

<スペシャリスト>
・マネジメントをしつつ技術的に発達した人(女性/3年目)
・一つのことにものすごく詳しくなりたい(女性/3年目)
・ヒット作を生み出す(女性/4年目)

<ジェネラリスト>
・開発チームのトップになりたい(男性/5年目)
・幅広い知識を持ち、 自分の未知を人に頼りながら全体の問題を解決できる人(男性/その他)

スペシャリストと回答した方は、ヒット作の創出や特定分野での高度な専門性を追求する傾向が見られる一方、ジェネラリストを選択した方は、幅広い知識を活かしたマネジメント能力や問題解決能力、さらにはリーダーシップを重視していることが示された。

そこで「自身のキャリアアップのために、どのようなことに取り組んでいますか?(複数選択可)」と質問したところ、『業界のトレンドを追う(44.2%)』と回答した方が最も多く、『業界のイベントに参加し、人脈を広げる(35.6%)』『専門的な知識とスキルの向上(35.4%)』と続いた。急速に変化するゲーム業界において、最新の動向を把握することが重要なようだ。

また、「イベント参加による人脈形成」と「専門知識・スキルの向上」にも回答が寄せられていることから、理論と実践の両面でキャリア形成に取り組んでいることも示された。最後に「何のためにキャリアアップをしたいと思いますか?」と質問したところ、『自身の市場価値を高めるため(31.6%)』と回答した方が最も多く、『給与を上げるため(25.3%)』『なりたいビジョンを叶えるため(24.2%)』と続いた。「自身の市場価値を高める」と3割以上の方が回答したことから、長期的な視野でキャリアを捉え、業界内での競争力を維持・向上させることを重視していることを示唆している。また、「給与アップ」や「ビジョン実現」など、様々な動機が続いていることから、給与面と個人の成長や目標達成のバランスを取りながらキャリアを構築しようとする姿勢がうかがえる。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000138842.html