株式会社OpenFashion(本社:東京都港区、代表:上田徹)が提供する生成AI活用支援ツール「MaisonAI」が、2024年に飛躍的な成長を遂げた。
同ツールはファッション業界に特化した文章・画像生成AIであり、利用者数は正式版リリースから約1年で累計7,600人を突破。入力・生成されたテキストの総文字数は12億文字、生成された画像数は112万枚に達した。
2023年8月のβ版提供開始からわずか1年半で、利用者数や利用文字数、画像生成数が大幅に増加した背景には、OpenFashion社の伴走型サポートやセミナーを通じた企業への導入支援がある。同ツールは業務効率化、新規事業創出、教育機関での活用など多岐にわたり利用されている。
特に2024年7月にリリースされた「選択箇所の画像生成機能」は、画像編集の自由度を大幅に向上させ、ファッションデザインのプロセス効率化に寄与した。また、「AIエージェントPro」による業務サポートも注目され、最も利用された機能として「商品説明ライター」が挙げられる。この機能は商品画像からターゲットに応じた説明文を生成し、企業やクリエイターに重宝されている。
現在の利用者の多くはアパレル企業だが、メール文面作成やプロセス管理の活用例から、業界を超えた応用可能性も見えてきた。また、ユーザー1人あたり月2~3時間の業務効率化を実現しているという試算もあり、MaisonAIが「単なるツール」を超えた存在となりつつある。
OpenFashion社は、引き続き新機能の拡張やAIエージェントの追加を進め、創造力を引き出す頼れるパートナーとして進化を続ける方針だ。ファッション業界にとどまらず、他業種への拡大とさらなる価値創出に向けた挑戦が期待される。