株式会社バッファロー(本社:名古屋市、代表取締役社長:牧寛之)は、日常的に写真やビデオを撮影しているがPCでiPhoneのバックアップを行っていないユーザー111名を対象に、iPhoneのバックアップに関する意識調査を実施した。その結果、iPhoneユーザーの課題やバックアップに関する実態が明らかになった。
調査によれば、対象者の23.4%が過去にiPhoneのデータを失った経験があると回答しており、特に「写真・ビデオデータ」を最も失いたくないとする回答が55.0%で最多だった。続いて「連絡先データ」(19.8%)、「SNSのメッセージやデータ」(6.3%)といった重要データの喪失を懸念しているユーザーも多い。
また、ユーザーの59.5%がiPhoneの「容量不足」を経験しており、その結果「新しい写真やビデオが撮れない」(51.5%)や「写真やビデオの削除作業が面倒」(39.4%)といった問題が発生しているという。
一方で、定期的にバックアップを行っているユーザーは29.8%に留まり、「バックアップをしていない」ユーザーが30.6%に達していることも分かった。バックアップをしない理由として最も多かったのは「バックアップ作業が面倒」(37.7%)という声で、次いで「方法がわからない」(18.0%)や「クラウドストレージの容量不足」(同率18.0%)が続いた。
さらに、定期的にバックアップを行う条件として「操作が簡単で手間がかからない」(50.8%)ことを挙げる回答が最多であり、操作性の向上が課題として浮かび上がった。また、「バックアップ容量を気にしなくて良い」(27.9%)や「ランニングコストがかからない」(23.0%)といった経済的な要因も求められていることが分かった。
今回の調査から、iPhoneユーザーの多くがデータ保護の重要性を認識している一方で、バックアップの手間やコストが障壁となっている現状が明らかになった。日常生活に欠かせないツールであるスマートフォンのデータ保護において、より簡単で負担の少ないソリューションへの期待が高まっているといえる。