株式会社TBWA HAKUHODOのマーケティング組織「65dB TOKYO」は、TikTok for Businessと共同で制作したレポート「最新データで紐解く『TikTokトレンド徹底解剖』」を発表。

厳選ハッシュタグから見る、トレンドのカテゴリー6選

本レポートの制作にあたり、2023年から2024年にかけて顕著な増加が見受けられた1,000を超えるハッシュタグの中から「再現しやすい要素」と「乗っかりやすい要素」が存在するハッシュタグを厳選し、それらを6種類のカテゴリーに分類。「#フーフー飯店」や「#自然界隈」といったTikTokトレンドを牽引したハッシュタグを分析し、「いつトレンドが発生したのか」「なぜ盛り上がったのか」などトレンドのメカニズムを紐解いた。

「再現しやすい要素」を持つ『ミーム』カテゴリー

『ミーム』とはインターネットを通して拡散され、話題になり、模倣されることでさらに広がっていく事象を指すが、「TikTok上半期トレンド大賞2024」ホットワード部門賞を受賞した“料理を頭上からの画角で撮影する「#フーフー飯店」”は、まさに『ミーム』カテゴリーの代表例と言える。2024年1月、一般ユーザーの投稿から約1ヶ月半で急速に波及した「#フーフー飯店」によって、“フーフー画角”という新たな撮影方法のトレンドが誕生した。

「#フーフー飯店」がトレンドとなった背景には、若年層を中心に、キラキラした映える日常ではなく、よりリアルで自然体な様子を動画プラットフォームやSNSに投稿する傾向の高まりがある。また『ミーム』として模倣され、広がったポイントとしては、俯瞰できる撮り方の新しさと誰でも真似しやすい手軽さがある。そして「#フーフー飯店」という唯一無二のネーミングのキャッチーさが、トレンドの盛り上がりを後押しした。他のプラットフォームデータと比較すると、TikTokで話題になり始めたタイミングで、店舗に関する検索ワードが上位になっていることが分かる。このことから、TikTokが店舗への来店促進につながった可能性が高いことが判明した。

再現性のあるトレンドを生み出す4つのポイント

「再現しやすい要素」を持つ、『ミーム』『エフェクト/楽曲』『コンテンツ』『推し活』という4つのカテゴリーのハッシュタグを分析したところ、再現性のあるトレンドを生み出す4つのポイントが明らかになった。

・真似や展開しやすい仕組みづくり
・わかりやすくキャッチーなネーミング
・発信者/視聴者の属性や心理を理解する
・視聴者の体験/没入感を意識してコメントを得る

トレンドに乗っかる2つのポイント

「乗っかりやすい要素」を持つ、『モーメント』『ニュース』という2つのカテゴリーのハッシュタグを分析したところ、トレンドに乗っかり、盛り上がりを作るための2つのポイントが明らかになりました。

・発信内容/タイミングに合わせたプラットフォーム選定
・掛け合わせ/関連性を重視する

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000179.000034082.html
出典:TBWA HAKUHODO、TikTok for Business「最新データで紐解く『TikTokトレンド徹底解剖』」