アニメーション業界の未来を担う人材育成を目指し、一般社団法人日本アニメフィルム文化連盟(NAFCA)は、2024年11月9日(土)に「アニメータースキル検定」を初開催することを発表した。今回の検定では、アニメーション制作の基礎となる「トレス」と「タップ割り」の技術を測る「トレス・タップ割り検定」の6級と5級が実施される。プロのアニメーターを目指す人だけでなく、アニメーションに興味がある人なら誰でも参加できる。

概要
アニメータースキル検定 (略称:アニ検)
開催日時:2024年11月9日(土)13時開始予定 (検定時間4時間)
申し込み受付開始:2024年8月20日(火)
開催場所:東京、大阪、名古屋、福岡、新潟
実施内容:トレス・タップ割り検定6級、5級
検定料金:6級 7200円、U-18割  6700円
5級 9600円、U-18割 9100円
詳細・申し込みサイト:https://aniken.sikaku.gr.jp/

アニメーター不足が深刻化する中、人材育成へ

近年、アニメーション業界は日本を代表するコンテンツ産業として成長を続けているが、一方で、アニメーターの不足が深刻化している。NAFCAでは、この状況を改善するため、アニメーターの育成を目的としたスキル検定を実施することを決定した。

特徴
・アニメーターの仕事のなかでも 「動画」という最も基本となる分野に焦点を当て、動画作業に関する問題を出題
・動画の技術・知識の難易度を級別に分け、評価・証明される
・検定によっては動画の実技を行い、現役の動画監督が添削・採点します。採点後の動画用紙(回答用紙)は合否通知とあわせて返却される