株式会社クリーク・アンド・リバー社のAI/DX分野の子会社・リヴァイ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:脇 康平)は、2024年8月6日より、中小企業向けに特化した生成AI人材育成研修プログラム「アイシル」の提供を開始した。このプログラムは、営業、マーケティング、エンジニアリング、人事、カスタマーサポートの5つの分野に特化しており、企業のAI活用能力を包括的にサポートする。
AI時代の人材育成に向けた市場背景と挑戦
IT人材の需要が急増している中、リヴァイは中小企業の競争力を強化するために「アイシル」を開発。みずほ情報総研の調査によれば、2030年には約79万人のIT人材が不足する見込みであり、AI人材の育成は急務となっている。この状況を背景に、リヴァイはAI人材育成を通じて市場でのリーダーシップを目指す。
「アイシル」プログラムの特徴
「アイシル」は、以下の特徴を持つプログラムである。
段階的なAIリテラシー向上:初心者から上級者まで、個々のスキルレベルに応じた段階的なカリキュラムが用意されている。
ケーススタディによる実践的スキル習得:他社の成功事例を学び、自社の課題にAIをどう活用するかを具体的に学ぶ。
AIプロジェクト企画・推進力の養成:AI導入に伴う課題やチーム編成を学び、組織全体でのAI活用をリードする力を養う。
業務に即したAI活用シナリオ学習:実際の業務シーンを想定したAI活用方法を学び、営業や人事などの部門ごとに具体的なAIツールの活用法を習得する。
対象者とおすすめの利用者
「アイシル」は、中小企業の経営者・管理職、業務改善を目指す部門責任者、IT部門以外でAIの知識を必要とする方々に最適である。限られた予算と人員でデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めたい企業に向けて、AI人材の内部育成を支援する。
具体的な研修ラインナップ
リヴァイは、各部門のニーズに応じた5つの特化型研修カリキュラムを提供する。
- 汎用的生成AI研修「アイシル」:生成AIの効率的な活用法を学ぶ。
- 営業部門向け「アイシル -Sales-」:顧客分析や提案書作成の効率化を図る。
- マーケティング部門向け「アイシル -Marketing-」:データ分析を用いた戦略立案を学ぶ。
- 開発部門向け「アイシル -Engineering-」:AIモデルの設計・実装を体験。
- 人事部門向け「アイシル -HR-」:採用プロセスの最適化と労務管理の効率化を学ぶ。
- カスタマーサポート部門向け「アイシル -CS-」:AIチャットボットの活用など、サポートの質向上を目指す。
研修の期待効果
リヴァイは、他社の生成AI導入事例に基づき、以下のような効果が期待されるとしている。
- 従業員の生産性向上:業務の質を高め、より高度な業務へのシフトを促進。
- 業務プロセスの最適化:AIを活用したシステムにより、効率的な業務運営を実現。
- 顧客満足度の向上:AIエージェントの活用で、サポート業務の質と効率を向上。
価格と助成金活用
研修の価格は基本プランで30万円(税別)となっており、厚生労働省の「人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)」の利用が可能。
助成金を活用することで、研修費用の最大75%が助成される。
※ 助成金の申請サポートは、必ずしも採択を保証するものではない。
今後の展開と申し込み
リヴァイは今後、生成AIツールの網羅や新たな職種別プログラムの追加、大企業向けカスタマイズ研修サービスの展開を計画している。詳細および申し込みは、リヴァイの公式サイトから確認できる。