株式会社電通デジタルと株式会社プレイドは、顧客一人ひとりに合わせたきめ細やかなサービスを提供するための新たな取り組みとして、両社の強みを結集した専門チームを立ち上げたことを発表した。

近年、企業は顧客体験(CX)の向上を重視しており、その実現には、顧客に関する様々なデータを一元化し、分析することが不可欠。しかし、多くの企業では、広告部門やマーケティング部門、情報システム部門など、それぞれの部署でデータが分断されており、顧客全体の視点からデータ分析を行うことが難しいという課題を抱えていた。この課題解決に向けて、両社はプレイドが提供する顧客体験プラットフォーム「KARTE」を活用し、顧客に関するデータを一元管理。広告と顧客関係管理(CRM)のデータを連携させることで、顧客一人ひとりの行動や興味関心に合わせたきめ細やかなマーケティング施策の実現を目指していくという。

具体的には、以下のような取り組みが期待されている。
・顧客一人ひとりの行動をリアルタイムで把握し、最適な広告を表示
・顧客の購買履歴やサイト閲覧履歴から、潜在的なニーズを予測
・オムニチャネルでの顧客体験を向上

両社は、この新たな取り組みを通じて、企業が顧客との関係を深め、顧客生涯価値(LTV)の向上に貢献することを目指しているという。

【用語解説】

CX(顧客体験):Customer Experienceの略。顧客が企業との接触を通じて得るすべての体験のこと。
LTV(顧客生涯価値):Customer Lifetime Valueの略。顧客が生涯にわたって企業にもたらす収益の総額。
1stパーティデータ:自社で収集した顧客データ。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000089.000121065.html