株式会社Wordealは、仕事でオウンドメディア業務に従事している138名の担当者を対象に「オウンドメディア実態調査」を実施。多くの担当者がPV数は伸びているのにCV数が増えないことに悩みを抱えている一方、ノウハウがなくてCV数をアップするための施策ができていない現状が浮き彫りになった。

<サマリー>

半数近くが「PV」をKPIに、3人に1人が「会員登録」をCVに設定
現在のCV数に満足しているのはわずか26%のみ
CV数を増やす施策を実施しているのは53%
CV数を増やす施策を実施していない理由は「ノウハウがないから」

調査概要
調査名称:オウンドメディアに関するアンケート
調査期間:2024年6月4日〜6月6日
調査方法:Webアンケート方式
調査対象:仕事でオウンドメディア業務に従事している担当者138名

全体の半数近くが「PV」をKPIに設定していると回答

まずは、オウンドメディア運営において設定しているKPIを聞いたところ、「PV数(45.6%)」が1位で、「UU数(42.7%)」「メルマガ登録数(32.6%)」「会員登録数(30.4%)」が続いた。「公開記事数(23.9%)」といった、いわゆる“行動量”をKPIに設定していたり、ユーザーの関心度を測る指標にもなる「滞在時間(22.4%)」をKPIに設定していたり。CVを獲得するためにKPIもさまざまであることが分かった。

3人に1人が「会員登録数」をCVに設定していると回答

CVについては、「会員登録数(37.6%)」がもっとも多く、「メルマガ登録数(36.2%)」「資料DL数(31.8%)」「SNSフォロワー数(31.1%)」が続く結果となった。なかには「ウェビナー申込数(29.7%)」や「採用数(10.8%)」をCVに設定するなど、さまざまな目的でオウンドメディアを運用していることが明らかになりった。

現在のCV数に満足しているのはわずか26%

続いて、現在のCV数に満足しているか聞いたところ、「とても不満」「やや不満」が27.4%で、「とても満足」「やや満足」の26.0%をわずかに上回った。オウンドメディアは長期の運営が必要で、かつ莫大な費用がかかる一方、多くの企業が思うような効果を得られていないことが分かる。

CV数を増やす施策を「実施している」のは53%のみ

多くのオウンドメディア担当者が現在のCV数に満足していない一方、「CV数を増やす施策を実施している」と答えたのは53.6%にとどまっている。対して「実施していない」と答えたのは44.2%。さまざまな目的を持ってオウンドメディアを運営している一方、半数近くの人がCV数を増やす施策を実施していないことが明らかになっている。

CV数を増やす施策を実施していない理由は「ノウハウがないから」

「CV数を増やす施策を実施していない」と回答した人に「実施していない理由」を聞いたところ、「ノウハウ不足(63.9%)」が圧倒的多数を占め、「リソース不足(21.3%)」「すでに満足しているから(14.7%)」が続いた。現在のCV数に満足していないものの、ノウハウがなくてCV数を増やす施策を実施できていないことが分かった。

約6割がCV数を増やすために「SEOによる流入数UP」を実施

一方、「CV数を増やす施策を実施している」と回答した人にどんな施策を実施しているか聞いたところ、「SEOによる流入数UP(59.4%)」「新規コンテンツの制作(58.1%)」が上位を占めた。そのほか、「CTAの数を増やす(44.5%)」「ヒートマップで分析(43.2%)」「CTAの位置を変更(31.0%)」が続いている。

オウンドメディアで効果を最大化させるための2つの施策

オウンドメディア運営には多くのリソースと費用が必要にもかかわらず、思うようにCVを得られていない企業が多いことが分かった。CV数を増やすためには、「SEOによって流入数を増やす施策」「CVRを上げる施策」の2つの施策が重要です。多くのオウンドメディア担当者がSEO対策によって流入数を増やす施策を実施しているものの、「CTAの数を増やす」や「CTAの位置を変更」など、いわゆるCVRを上げる施策を網羅的に実施している人は少数であることが浮き彫りになった。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000144222.html
CV獲得に特化したオウンドメディア支援事業を展開する株式会社Wordealの調査による