「TikTok for Business Japan Agency Awards 2023」が2月2日に開催され、広告売上や登録アカウント数などのビジネス実績が発表されたほか、昨年TikTokで話題となったasmiさん、THE SUPER FRUITさんもお祝いにかけつけた

2022年の振り返り。通販コスメ業界クライアントが3.3倍に

第一部では、TikTok for Business Japan 副社長・手塚氏より、広告売上や登録アカウント数などのビジネス実績を発表。「2022年は、取扱業種の多様な広がりと成長が見られ、高い広告効果も調査によって立証された」と振り返った。

・日本国内において昨年対比で+83%の広告売上の成長を達成(自社調べ)
・日本国内において昨年対比で+130%のブランディング広告売上の成長を達成(自社調べ)
・日本国内において昨年対比で+47%の配信広告数の成長を達成(自社調べ)
・日本国内において新規配信アカウント数が約4,000件に到達(自社調べ)

TikTok広告の取扱業種においては、多様な業種が成長しており、これまで占めていた「ゲーム」「漫画」「アプリ」だけでなく、「エンタメ」「金融」「3C(Computer、Connective、ConsumerElectoronics)/Telco」も成長が見られた。また、通販コスメ業界のクライアント数が昨年対比3.3倍、化粧品、食品・飲料業界のナショナルクライアント数が昨年対比約2倍にまで成長している。TikTokは、2021年に「TikTok売れ」という現象を生み出したが、2022年には、その広告効果が立証。ニールセン社の調査では、TikTok広告は他のプラットフォームの平均値の1.6倍のROASを実現していることが明らかになっている。

TikTok for Business 副社長, General Manager, Global Business Solutions, Japan 手塚 孝

TikTok for Business Step Up 2023 〜2023年に強化するアプローチと最新の広告ソリューション〜

続いて、TikTok for Business Japan 執行役員 田村より、2023年、TikTok for Businessが強化していくアプローチと最新のTikTok広告ソリューションについて紹。2023年、TikTok for BusinessはよりROIの高いプラットフォームを目指し、多様なリサーチや検証を経て「TikTok売れ」が起こる要因の解明に努めている。「TikTok売れ」は、日本だけでなく世界中で起きており、TikTokは今、世界中の消費者の購買行動の鍵になっていると言われている。日本だけでなく世界で行ったリサーチの結果、TikTokは全てのファネルに強く関与しており、世界中の消費者の購買行動に影響を与え、“楽しい”や“嬉しい”などの「感情的ニーズ」を満たしているため、ブランドスイッチを起こしやすいということが判明した。

TikTok for Business 執行役員, Sales Director, Head of Strategic Agency, Global Business Solutions, Japan 田村 千秋

また、マーケティングファネルを「発見・認知」「検討」「購入・購入後」というフェーズごとに要素を分解したところ、「認知」から「興味検討」のフェーズが、『TikTokで見た』という1つのStepに簡素化されていることが証明され、もはや「認知」の後の「検索」も不要になりつつあある。さらに、「発見」から「検討」までのブランドからのメッセージを伝達するアプローチと、「レビュー」から「参加」までのユーザーを巻き込むアプローチという2つを掛け合わせることにより、消費行動の無限ループを起こせることも分かってきている。

このように、TikTokによって変化しているマーケティングファネルに対し、最適な広告ソリューションや新機能を用意しているという。

Interactive Add-ons

「ユーザーがスマホを振ったら何かが表示される」「いいねをしたらエフェクトが出てくる」「動画を1本視聴したら次の動画は自分で選べる」など、エンゲージメントを促す機能を動画広告に追加できます。
感情的ニーズを満たしたり、ユーザーを巻き込むために、エンゲージメントを促進するインタラクティブなフォーマットのバリエーションを強化する予定です。

Contextual Targeting

TikTokを見ながら、「発見」から「検討」までを行っているユーザーに対し、適切なアプローチとなる機能として、「Contextual Targeting」がローンチ予定。ユーザーそれぞれの「おすすめフィード」の文脈に沿ったターゲティングが、より一層できるようになっており、特定のオーディエンスのターゲティングではなく、文脈や配信面に焦点を置くことで、より高い広告効果が見込める。(2022年10月よりαテストを開始)

Video Shopping Ads

2023年はECソリューションもより強化しており、「Video Shopping Ads」は、ユーザーの購入意向に基づいた、より高度なターゲティングやクリエイティブの自動最適化ができる新しい機能です。
カタログをベースにプロダクトインスタントページを自動生成でき、購入意向を喚起されたユーザーの欲求を、ストレスなく、即座にアクションへ誘導します。(2022年10月から日本でもβテスト開始中)

TikTok for Business CREATIVE SESSION 〜TikTokのクリエイティブのユニークネスとは〜

続く「TikTok for Business CREATIVE SESSION」では、スペシャルゲストに株式会社博報堂執行役員・エグゼクティブクリエイティブディレクター・嶋浩一郎氏を迎え、ゲストMCであるタレント・TikTokクリエイター景井ひなさんとともに「TikTokのクリエイティブのユニークネス」についてトークセッションを行った

右から:株式会社博報堂執行役員・エグゼクティブクリエイティブディレクター 嶋 浩一郎氏、タレント・TikTokクリエイター景井 ひなさん、TikTok for Business 執行役員, Sales Director, Head of Strategic Agency, Global Business Solutions, Japan 田村 千秋

TikTokは全てのファネルに強く関与しており、「興味」からズドンと「購買」につながるといったマーケティングファネルの短縮化をもたらしている。さらに「感情的ニーズ」を満たしているため、ブランドスイッチを起こしやすいということが判明している中、動画のクリエイティブはますます重要になってきそうだ。今回のトークセッションでは、以下の3つの問いに対し、数多くのブランドの広告クリエイティブを手掛けている嶋氏、TikTokクリエイターであり、ユーザーを代表する立場でもある景井さんより、それぞれの視点から語った。

  • 今「短尺動画クリエイティブ」に求められていることは?
  • TikTokクリエイターと広告主やブランドとの共創、そのポイントは?
  • TikTok広告動画の作り方のポイントは?

「TikTok for Business Japan Agency Awards 2023」表彰式

表彰式では、この一年、素晴らしい実績と積極的な取り組みを行っていただいた広告代理店様の中から、「総合部門」「Rising Star部門」「Strategic Vertical部門」の3部門、延べ19社を選出。
「TikTok for Business Japan Agency Awards 2023」各部門受賞者は以下の通り。(敬称略)

<総合部門>

対象:年間を通してTikTok for Businessを積極的にご活用いただき、売上において高い成果を実現し、社内外での中長期的なお取り組みをいただくことで、ビジネスインパクトを創出いただいた広告代理店様

■プラチナムアワード
・株式会社電通グループ

■ゴールドアワード
・株式会社サイバーエージェント
・博報堂DYグループ

■シルバーアワード
・株式会社CyberZ
・株式会社アドウェイズ

■ブロンズアワード
・株式会社オプト

■Pangle特別賞
・グリーンワークス株式会社
・株式会社orevo
・株式会社イノベーション・ゼロ

<Rising Star部門>

対象:2022年にTikTok for Businessを積極的に活用し、急成長を遂げた広告代理店様

■プラチナムアワード
・株式会社ブリーチ

■ゴールドアワード
・株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ
・株式会社アイレップ
・株式会社アドスタイル

■シルバーアワード
・株式会社W-ENDLESS
・バレットグループ株式会社
・株式会社ナハト

■ブロンズアワード
・株式会社サイバー・バズ
・ワンメディア株式会社

<Strategic Vertical部門>

対象:その年に最も成長すると見込んだ戦略業種において、高い成果を上げた広告代理店様
(2022年は、高いポテンシャルが見込まれる業種として「Eコマース」を選定)

・株式会社サイバーエージェント

第二部では、昨年TikTokで話題となったasmiさん、THE SUPER FRUITさんもお祝いにかけつけた。asmiさんは、振り付けとともにバイラルし、2022年、TikTok日本国内における楽曲投稿数1位に輝いた「PAKU」を、THE SUPER FRUITさんは、「TikTok流行語大賞2022」の大賞を受賞した「チグハグ」を披露した。

asmiさん

THE SUPER FRUITさん

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000129.000046801.html