GMOクリエイターズネットワーク株式会社は、日本初(※1)のフリーランス(※2)に特化した金融支援サービス「FREENANCE byGMO」のユーザーを対象として、2022年の収入の変化や年末年始の出費額、値上げに対する対策など、フリーランスのお金事情に関して調査結果を発表。フリーランスの約半数が2022年に収入の増加を実感していることや、2023年は、案件や収入を増やしつつ、2023年は「自分のペースで楽しく」働くことを重視する傾向にあることがわかった。
(※1)フリーランス・個人事業主に特化したオンラインファクタリングサービスを提供する国内主要4事業者が公表しているサービス提供開始年月を比較。2022年6月、自社調べ。
(※2)特定の企業や団体に専従せず、独立して仕事を請け負う個人事業主もしくは個人企業法人のこと。
調査概要:フリーランス・個人事業主の働き方に関するアンケート
調査対象:「FREENANCE byGMO」に登録しているユーザー748名
有効回答数:748件
調査期間:2022年11月30日(水)~12月6日(火)
調査方法:インターネットによる調査
調査主体:「FREENANCE byGMO」
フリーランスの約半数が2022年に収入の増加を実感
まずは2022年の収入を振り返り、2021年と比較してどのように変化したかを聞いた。「やや増えたと感じる」の回答が最も多く、「増えたと感じる」と合わせると約半数が2022年には収入の増加を実感していることがわかった。
収入が増えた理由を具体的に聞くと、「努力した」「案件単価が上がった」「副業を始めた」という回答に加え、新型コロナウイルスによる自粛が緩和されたことで、「活動できる機会が増えたことで収入の増加につながった(ITエンジニア)」「イベントが増えたから(カメラマン・映像クリエイター・イラストレーターなど)」など、新型コロナウイルスの仕事への悪影響が昨年より穏やかになったと予想される回答も。一方で、「やや減少したと感じる」「減少したと感じる」と回答した人の中には、新型コロナウイルスによって「出勤日数が減った(配送・運送業)」「副業で在宅ワークをする人が増え、競争相手が増えた気がする(カメラマン・映像クリエイター・イラストレーターなど)」など、まだその影響に悩む人も存在した。
このように、会社員と比較して収入が変化しやすいフリーランスの中には、収入安定をめざして副業をする人もいると推測される。これまでの仕事に加えて、新たな事業や副業を検討しているかを聞いたところ、半数以上が「考えている」と回答。「すでに始めている」という回答と合わせると7割を超え、理由としては「今後、仕事が減少するリスクに備えておきたい」という声が目立った。
値上げには「家計の節約」に加え「節税」「固定費削減」も意識
原材料費やエネルギー価格の高騰の影響で、さまざまな業界での値上げが相次いでいます。フリーランスが値上げラッシュに対して実践していることを聞くと、「家計の節約」と回答した人が約7割で最多に。それ以外の「節税」「事業での固定費の削減」「案件単価や受注数の見直し」など、事業に関わる回答は、ほぼ同じ数値で並んだ。「節税」においては「計上する必要経費の見直し」に次いで、「ふるさと納税」などの税額控除や所得控除を活用する人も目立ちました。「事業での固定費の削減」については「消耗品費」「接待費・交際費」を削減している人が多いことがわかった。
案件や収入を増やしつつ、2023年は「自分のペースで楽しく」働くことも重視
最後に、仕事における来年の目標を聞くと、「案件量・収入を増やしたい」という回答が最多となるものの、「自分のペースで・楽しく仕事がしたい」という、フリーランスらしい自由な働き方を期待する回答も数を伸ばした。
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003830.000000136.html