ブランディングテクノロジー株式会社(代表取締役社長:木村 裕紀、本社:東京都渋谷区、証券コード:7067)のグループ会社であり、コンテンツプロデュースカンパニーとして、定額制フリーランスクリエイター活用サービス「hitchコンシェルジュ」を展開する株式会社ファングリー(東京都渋谷区、代表取締役:松岡 雄司、以下ファングリー社)は、全国20~59歳の経営者・会社員・公務員を対象にアンケート調査を行い、フリーランスの活用に関する実態を調査した。
アンケート調査の概要
従来の日本型雇用システムが崩壊していくなかで人々の働き方も多様化し、人材の確保に苦戦する企業は少なくありません。社内に十分な人的資源がない以上、社外のリソースを活用しなければ、企業が競争力を維持・向上させていくことは難しい状況であると言える。このような状況を受けて、近年活躍が期待されているのがフリーランス人材。
そこで、800人超のフリーランスクリエイターネットワークを持つファングリー社は、企業がどのようにフリーランス人材を活用し、メリットや課題をどうとらえているか、その実態についてアンケート調査を行った。
・調査概要:企業のフリーランス人材活用に関する実態調査
・調査対象:全国20~59歳の男女
・調査期間:2022年3月下旬
・調査手法:インターネットリサーチ
・回答数:2,743名
調査結果サマリー
- 直近1年間でフリーランスに仕事を発注したのは1割未満
- 発注の目的は「プロの知見を活かしたサービス品質向上」が最多
- デザイナー、エンジニア、動画クリエイターへの発注が目立つ
- 発注経路は「本人に直接発注」が最多だが、課題は「人材探し」
- フリーランスにまた仕事を発注したいという回答は7割にのぼる
調査結果の詳細
フリーランス活用の目的は、社外のノウハウ導入によるサービス品質向上・事業拡大
直近1年間でフリーランスに仕事を発注したことのある人は全体の7%と、現時点で企業のフリーランス活用はそれほど一般化していないことがわかります。仕事を発注したと回答した人から挙がった発注目的としては、「プロの知見を活かしたサービス品質向上」が最多、次いで「外部リソースの活用による事業拡大」という結果に。いずれの回答も、中長期的な成果創出へ向けた取り組みとして社外のノウハウを取り入れるうえで、専門性を持ったフリーランスが重宝されているようだ。
クリエイター職種への発注が目立ち、動画制作の需要も高まっている
仕事を発注したフリーランスの職種については「デザイナー」が最も多く、次いで「エンジニア」が挙がった。注目したい点としては「動画クリエイター」という回答が多くあったこと。昨今、企業活動における動画コンテンツの積極的な活用が進んでいることがわかる。
フリーランスに直接の発注が多い一方、人材探しに課題を抱える企業は少なくない
フリーランスへの発注経路としては、「フリーランス本人に直接発注」が最多という結果に。
「フリーランスに仕事を発注するうえで苦労したか」という質問に対して「とても苦労した」「苦労した」と回答した人は全体の3割強に留まり、フリーランスへの発注は比較的スムーズに行われているようだ。
一方、「とても苦労した」「苦労した」と回答した人の発注における課題としては、「人材探しに時間がかかる」が最多となった。
フリーランスへの発注における最重要ポイントは「対応スピードの速さ」
フリーランスに仕事を発注するにあたって最重要視するポイントとしては「対応スピードが速い」が最多、次いで「成果物の品質が高い」という結果に。
フリーランス活用の満足度は高く、7割が「また発注したい」と回答
フリーランスに仕事を発注して「とても満足だった」「満足だった」と回答した人は6割近くにのぼっており、また仕事を発注したいと思うと回答した人は約7割という結果となった。これらの結果から、フリーランスの活用は企業にとって満足度が高く、企業活動においても有益と考えられていることがわかる。