家庭用ゲーム機向けのゲーム制作ではほぼ必須となるC++の設計と実装。本講座は、「ゲーム業界を目指したい!」「プログラミングはできるけど、ゲームの作り方がわからない…」という方に向けた、C++を使用したゲーム制作講座です。
Unreal Engine専門ソフトウェア開発会社の株式会社ヒストリアと、経験を問わずゲーム業界での就業のサポートを行う株式会社クリーク・アンド・リバー社が「ゲーム業界を活性化させたい!」という想いのもと、2021年に実現した「プランナーブートキャンプ」(※1)。
100名を超えるご応募と修了後のご好評を頂いたブートキャンプ企画が、エンジニアVer.になって帰ってきました。
本イベントの企画と講座内容の制作は株式会社ヒストリアが行っており、同社が実際に導入している新人向け基礎研修をもとに今回用にアレンジしました。受講者のみなさまにはゲームプログラミングの設計作業およびC++を用いた実践的なゲーム作りにチャレンジしていただきます。
受講終了後、ご希望の方には株式会社クリーク・アンド・リバー社の就職・転職サポートサービスもご利用いただけます。
※1 プランナーブートキャンプ(2021)
告知ページ – https://www.creativevillage.ne.jp/category/event-list/seminar/94773/
参加者座談会 – https://historia.co.jp/archives/23546/
プログラミングの知識や経験があることと、ゲームのプログラミングができることはイコールではありません。特にゲームプログラミングは毎フレーム処理を行い、絵を更新するため、他用途のプログラミングと比べて異なる設計をします。本講座の序盤ではオブジェクト指向によるプログラミング設計を、クラス図を用いて学んでいただきます。
設計を行った後は、今回のカリキュラムのために用意した2D素材を使用し、ゲームエンジンを使用せずに2DアクションゲームをC++で制作していただきます。カリキュラム後半には成績優秀者の作品を題材に、ヒストリアによるコードレビューを行います。
本講座の課題内容は、株式会社ヒストリアで若手社員が受ける基礎研修のカリキュラムを元につくられたものです。ゲーム開発を見据えた内容になっているため、より実践的です。
Unreal Engine専門のソフトウェア開発会社として、ゲーム開発(コンシューマ、アーケード、VR等)を中心に、その他非ゲーム領域も含め、Unreal Engine を用いた高い技術力で幅広く事業を展開する株式会社ヒストリア。今回で第二弾となる講座に対する想いを伺いました。
株式会社ヒストリア
代表取締役 佐々木 瞬氏
ゲーム業界では慢性的な人材不足が続いています。その中でも特に、エンジニアは高度なプログラミング技術が求められることもあり、充足しているという声をほとんど聞いたことが無いくらい不足しています。
ゲームプログラミングは、秒間30〜60回の頻度でインタラクションの判定と描画更新を行うという特性上、その他のジャンルにおけるプログラミングと比べて特殊な設計をしています。また、ゲームエンジンを使って制作することがメジャーになった今でも、基礎の実力を量る意味で、新卒を含む業界未経験者の応募作品にはC++の作品を求める企業が多くあります。弊社もそのひとつです。 しかし、それを学ぶための手段は少なく、ゲーム企業の採用に応募しようにも、どのような作品を提出すればよいか分かりづらい状況にあります。その結果、本人のポテンシャルとしては十分だったとしても、応募の入り口ではじかれてしまうという、双方に残念な現象が多く起きていると感じています。
前回、プランナーの同様の課題を解決するために「プランナーブートキャンプ」を行いました。今回はそのときの経験と、実際に弊社の研修で使用している内容を元にした、C++を用いたプログラミング設計およびコーディングを学べる「エンジニアブートキャンプ」を開催します。これによりゲーム作品を作るためのベースとなる知識を学ぶことができます。ぜひ業界への道の足掛かりにしていただければと思います。
ゲーム業界というのは業界構造や作品ベースの選考方法を理解していないと、なかなか入りにくい特殊な業界です。今回はその「業界への入り方」にフォーカスしたプログラムとなっているので、まずゲーム業界を目指されている方、ものづくりが好きで本気で仕事にしたいと思っている方などまだ業界の外にいらっしゃる方にチャレンジしていただけたらと思います。
短期間のカリキュラムなので大変かと思いますが、本気の方、待ってます!
受講終了後、ご希望の方には株式会社クリーク・アンド・リバー社の就職・転職サポートサービスもご利用いただけます。
現在、クリーク・アンド・リバー社はゲーム業界内の約250社にクリエイターをご紹介しており、2022年度には300名以上のご就業をサポートさせていただきました。
2023年7月下旬~2023年9月下旬予定
※全てオンラインで実施いたします。
※参加費、教材費は無料です。
ゲーム業界での働き方などの講座を行います。
「ゲーム開発における“ゲームエンジニア”とは?(C&R社)」
「ゲームエンジンと業界で必要なプログラミングスキル(ヒストリア)」
「エンジニアブートキャンプの全体の流れと最初の課題について(ヒストリア)」
Unreal Engineによる簡単なゲーム制作
最初にUnreal Engineを用いて簡単なゲームを作成します。この後の工程でゲームエンジンの設計を共通言語として使用するために、ここではUnreal Engineを学ぶことを目的とはせず、簡単なゲームを作ることで、用語や概念に関する共通認識を持ちます。簡単な課題なので、Unreal Engine未経験の方も「Unrealオンラインラーニング」を見ながら行えばこなせるレベルの課題です。
8月上旬~9月中旬
「オブジェクト指向プログラミング、およびクラス図の解説(ヒストリア)」
「制作するアクションゲームの仕様と工程の説明(ヒストリア)」
「配布グラフィック素材の説明(ヒストリア)」
クラス図制作(制作期間は約半月)
フィードバック会
C++による2Dアクションゲーム制作 (制作期間は約1ヶ月)
中間コードレビュー会
最終コードレビュー会
9月下旬
ゲーム会社に就職する際のポイントや、ポートフォリオの作成方法についてご紹介します。
「ゲーム会社の担当者はここを見ている!就職活動に有利なポートフォリオ作成講座(C&R社)」
※ポートフォリオ完成後、ご希望の方には就職・転職サポートをさせていただきます。
※いずれも2~3時間程度
上記以外は指定期間内に各自動画視聴、課題制作を行っていただくことになります。
2023年7月9日(日)23:59
※お申し込みいただいた方の中から、厳正なる抽選のもと受講者を選ばせていただきます。
結果は2023年7月19日(水)にお知らせ予定です。
株式会社クリーク・アンド・リバー社
エンジニアブートキャンプ運営担当
TEL:03-4570-7087
Email:engineer_bootcamp@hq.cri.co.jp