メディアプラットフォーム・noteを運営し、クリエイターに活躍の場を提供している株式会社ピースオブケイクと株式会社クリーク・アンド・リバー社が1月22日に【思わず仕事を発注したくなるポートフォリオとは?】をテーマにイベントを開催しました。

転職や仕事の獲得をするために、クリエイターにとっては欠かせない「ポートフォリオ」。

【実績をまとめる工程に時間がかかってしまう】ことが主な課題です。

今回のレポートでは以下2つについて、ご紹介します。

  • noteを活用して簡単にポートフォリオをつくるコツ
  • noteでつくったポートフォリオで仕事獲得する方法

登壇者プロフィール
株式会社ピースオブケイク
平野 太一氏
2018年10月よりnoteディレクターとして入社。クリエイターのサポートだけでなく、イベント企画準備、クリエイターガイドの作成、クリエイター取材撮影など、「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」環境をつくるために活動。


株式会社クリーク・アンド・リバー社
湯村 和哉
2016年よりクリーク・アンド・リバー社の求人メディアユニット・リーダーとして、各種大手求人メディアの制作に従事。好きな言葉は「でも、やるんだよ」。

クリエイターのポートフォリオ事情

「そもそも、発注が来る用にポートフォリオ用意されている方は少ないのでは?」と発言する、湯村。会場に問いかけると、ポートフォリオを用意している出席者も少ない様子でした。

「ポートフォリオを用意されていない方・ポートフォリオに記載されている記事のリンクが切れている場合が多い」「ライターさんのポートフォリオはWord形式で企画・記事のポイントを10記事ほど記載いただく」と湯村。
続いてピースオブケイク平野氏とクリーク・アンド・リバー社湯村がクリエイターのポートフォリオ事情とnoteを活用したポートフォリオのつくり方についてディスカッションしました。

ポートフォリオはなぜ必要か?


求人メディアでチームリーダをしている湯村は案件によってライターをアサインする必要があるため、ポートフォリオはそのスキル確認の際に必要とのこと。

平野氏は金融資産の一覧をまとめた資料も「ポートフォリオ」と呼ばれることから

ポートフォリオの目的は「‟これまで何の仕事をしてきたのか”‟これからどんな仕事をしたいのか”を通して、自分の価値を感じてもらうために作るもの」と述べました。

noteでつくる良いポートフォリオの条件

「自分のプロフィールとその作品に関する実績が記載されているなど、充実しているポートフォリオだと仕事を依頼したくなる」と湯村。

また、平野氏は「各ライターさんの価値を示す構成物だと思っている。実績とその人の人となりがわかるとよいかなと思います。ニッチな方が面白い」と述べました。

2014年にサービスが始まり、2019年9月時点で2000万人が訪れているnote。noteでつくったポートフォリオの例として平野氏は以下二人のクリエイターを挙げました。仕事依頼やプロフィールのタブを上手く活用することがポイントとのこと。

1.SNSとの連携/タイトルを工夫してSEO対策

noteがひとつのweb記事であることを意識して「仕事依頼」「仕事」「自分の名前」などをタイトルに入れてgoogle検索でヒットするよう、工夫しているのではないか、と平野氏が説明しました。

さらに、Twitterとの相性の良さを活かして仕事依頼はTwitterのDMで受け付けている点にも触れました。

とみこさんのnote:https://note.com/tomikotokyo/n/n866e0e17aeb3

2.「仕事依頼タブ」に参考記事を掲載して信頼感アップ

▲グラレコ:クリーク・アンド・リバー社 三岡ゆきの作

フリーランスクリエイターとして被写体・デザイナーとして幅広く活躍されるはましゃかさん。
「仕事依頼タブ」で自分の実績・人物像を理解してもらうため、参考記事が掲載されています。「ページを読んでいると必ず仕事依頼に繋がるよう、設計されている」と湯村。また「実績がたくさんある場合は期間で区切ると発注者がわかりやすい」と補足する平野氏。

はましゃかさんのnote:https://note.com/shakachang/n/nad4207ee8aea

noteでつくるポートフォリオを活用し、活躍の幅を広げるためには?

noteの「クリエイター支援プログラム」について最後に紹介する平野氏。このプログラムはnoteでよく読まれている記事を版元やテレビ局・ネットメディアに紹介し、クリエイターの活躍の場を広げているとのこと。60のパートナー企業があります(2020年3月時点)。

平野太一さんのnote「noteをポートフォリオ代わりに使うのがおすすめな理由

まとめ


いかがでしたか?
ポートフォリオの作成方法は様々ですが、ライター・イラストレーターをはじめとしたクリエイターの方はnoteを活用して「実績」と「人物(ストーリー)」を掛け合わせたポートフォリオをつくってみてはいかがでしょうか?
クリーク・アンド・リバー社ではクリエイターのキャリア支援を行うイベントを随時開催しています。気になる方はチェックしてみてくださいね。

CREATIVE VILLAGE編集部

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